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[197277] 星のかけら
詩人:EASY [投票][編集]

流れ星と隕石の違いを
羅列した


流れ星は願いを叶え
隕石は高く売れる

流れ星は流れていて
隕石は石だ


分からないけどね
読んで字の如く?


昔、こんなことがあった
流れ星が急に流れて

願い事が見つからず
「お願い!」と

だけ言った

笑い話には持ってこい

後で、ほら、冷静になってみたら
願い事がなかったよ

笑い話には持ってこい


流れ星は願いを叶え
隕石は高く売れる


どちらかと言えば
僕は流れ星の方が好きだ

こんなこと
聞かれることは無いけどね

流れ星は
隕石よりは綺麗だから


願い事のない僕は
当たった所で

どうしていいか、分からない
宝くじを、買ったよ


流れ星が流れるには
まだ早い

夏の明るい夕方に


高く売れるであろう
隕石を後にして

2021/07/24 18:33



[197276] そこにあるもの
詩人:EASY [投票][編集]

自由にならなきゃいけないなら
それは不自由で

幸せにならなきゃいけないなら
それは不幸だ


ならなくてもいいのなら
それは自由で幸せだ

2021/07/24 05:36



[197272] 狼中年
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

車に
レジャー椅子を
放り込んで
とにかく
出かける

どこでもいい
息苦しい

会社には
昨晩から痛みだした
親知らずの抜歯の為だと
口腔外科へ行くのだと
大嘘ぶっこいて
有給取った
いや
本当は抜いた
痛みで一睡も
していない

抜いた昼さがりから
ほっぺたが
こぶとり爺さんみたいに
どんどんと
膨れあがっていく
いや
なんでもいい
とにかく
会社に行きたくなかった

その夜には麻酔が切れて
しこたま痛かったが
それまでの夕暮
海岸にレジャー椅子
同僚が仕事しているまっ最中に
最低さ
俺は最高だと思った
最低が
最高だったんだ

俺は
最高に
しょうもない
最低を楽しんだ

痛み止めを
もう
飲んでもいいだろ

嘘つきでも

2021/07/23 20:29



[197271] 脳の意味
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

人間が頭に入れてる脳は

二十万年を詰め込むためのもの

脳で、二十万年を軽く走れる

邪推、推測、想像を含める
才知にあふれる

場所も、
話を聴くだけで
イメージが湧く
同じ生物としての生態が分かる


だから、厳しい機械のたわごとなど
かたいばかりだから
ドミノ倒ししちゃう

2021/07/23 07:10



[197268] テレビもスマホも要らない社会に
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

人民が本気で生きられる
現実がそよぐ
商店街がまろやかな考え方を受け入れ
ニュースなんて見ない
普通があぶないから楽しみを自分の目から出す テレビも要らない
パソコンも要らない
勝手にお宅が混乱させても
反応しない
平和 のどかをゆく

ブルジョアと政治家が
高見の見物する 民を縛る機械世は
要らない

機械に喧嘩を売られ
買わないが

人間性の回復のために
野性味をダイナミック・ワイルドに
精神の元気を取り戻そう

自治が自由が
皆の気持ち良い顔いっぱい




2021/07/21 18:58

[197263] 老ビジネス界は盲目の暴挙
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

人々を比べて
ランキング付けするために
自然環境が汚れる
人は遅れを取らないように
急ぐ

下から見上げながら
内心ではおどりかかる
そんな無駄の排泄を
IT社会はあおり立てる
エネルギーをからまわりさせる


汚した自然環境を
また数字換算して
強制的に漂白消毒しようとしている


老人たちの古い知識がリードする
ビジネスは
盲目の暴挙である

外も自分の中も計算させて
石膏化してゆく

ズレてる事実なのに
機械洗脳に巻き込まれ
奈落に堕ちてゆく

綿密にちょくちょく話し合い
まんべんなく平等に
全体を薄めてゆくことだ

一部だけ宮殿のような贅沢は
地球に かたよる差別を助長させる






2021/07/17 22:17



[197262] 爪の垢を煎じても治らない
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

生活の為だとしても
仕事で指の爪が黒く
薄汚れているのは
快くはない

たまに
会社の若い女性の事務員が
どこかからの差入れを
皆に配るのだが
深爪に切り込まれた爪先に
それでも真っ黒い
爪垢のような汚れが染み付いていて
指先を差し出して
受け取る事が
どうにも恥ずかしい

なので、いつも
「ありがとうございます。いりません」
と断る

嫁には受け取らない方が失礼だと言われ
るが
嫌なものは嫌だ

いろんな思いが頭をよぎる

馬鹿が治る薬が開発されたなら
真っ先に被検者に
志願したい

蔑まれるのは
嫌だ

2021/07/17 10:46



[197261] 〜心、拠り所〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

キャッチコピーで飾られた街のなかで
右も左も見渡せば見知らぬ人ばかりで

誰も寂しがりの人はいないように見えるけど
本当は誰かと同調したい心はいつも

孤独と自分と
手にしたスマホの画面に依存している


昨夜見た同じようなニュースのなかで
ある人が語っていた言葉が気になりだして

あれもいまの時代と言えばそう思えるけれど
本望を置いては行けない心もいつか

明日の自分と
向き合うことができる日が来るのだろうか…


嗚呼 オトナになったのに大人への抵抗
あの頃に素直に眺めていた街はどこへ
いまは 愛着もない風景へ贈る言葉は

嗚呼 故郷を離れ ただ ここで暮らす人たち
独りの夜には慣れない
誰にも見つからずにこの家へ入る度に
無機質な感情にはなれない
こんなにも輝く街のどこかに
明日を忘れるほどの夜はあるのか


つい道に迷ってしまうと
適当に歩いてしまう
そのうち分かるところへ向かえるはずだからと
ちゃんとした道を歩んでいた頃の自分に
いまは標は見えていないけれど
道の途中でそこに辿り着ければいい

ありのままを出すことに勇気が必要になってしまった時代では
誰と誰が何を話すべきかなんて
他の人が決めるものでもない

自由という間違った常識を叩き込まれ
袋叩きにする為にお互いに顔の見えない場所から
なりふり構わず攻撃しているのは
紛れもなく弱い人間だって
晒すようなものだと気付いていない

「泣けない時代」を生きるいま
弱者を武器に強き者を叩くようにと
それが自由だというのは
葉から落ちていく雨の雫を見ても
何も感じないことと似ている

植物も毎日生きている
強い陽射しを受けて枝垂れていても
宵が来て鮮度の良い空気を吸う明朝を迎えれば
また立ち上がる



海も山も空も何も話してはくれないけれど
じっと眺めていれば
じっと眺め続けていれば
この胸のなかにあるものに答えをくれる…




2021/07/20 23:28



[197259] 人に嫌われてもしようが無いのは、違うから
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

人に嫌われることが可能性をひらく

嫌われてもしようが無いと開き直り
生きる

新しい自分らしい考えが浮かぶ

これからは、機械が考える月並みな人格は
役立たない

自分が生活を楽しむのにも
本当の自分を掘れ

かといって支配層のジジババが
開き直り
悪魔を機械によって増やす
社会崩壊させ
自分たちは興味増やして
生き残ろうと必死
社会がどうなろうと
機械化学を支えに毎日が魂のサバイバル合戦だ

機械化学に身をひたしたブルジョアは
憎まれる魔をかかえこむ
会社の現場の隅々は
この問題をしっかり認識して
一秒一秒の現世を直してもらいたい

欲望の本性との闘いは
機械化学の中だけなんだが
病的魔をかかえこむ社会の潜在的魅力
を自然界からの贈り物として
どこまで共同幻想をたしなめるか
昔からの人間社会をちゃんと見たい




2021/07/16 22:31



[197258] 鬼は人の中に 執拗に巣食う
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

厳しい自然界を屈伏させて
人は一緒に仲良く都会に逃げた

激しく自然界を鬼で打った

昔の祖先は勇ましい
激しい鬼を飼ってた

ひるむと、
自然界にやられる

今からも
私たちは、自分の中の鬼を消すと
じりきが無くなる

それは自然界に立ち向かうための
武器なのだから

だからといって
ほてる肉欲 持てあまして
乗り物駆ったり、
激しい音楽、爆破ゲーム
爽快にフラストレーション排泄してんな

優しくなる時代の意味は
逃げて来た自然界を思い出し
鬼の厳しさをうらまない

自分の中の自然界をかみしめる

もう一度
自然界に帰って
祖先の悩みを分かれ

それから
新しい価値を産み出し

自然界と一緒に棲む道具を造れ

化学機械を
優しく変えて
自然界に寄り添わせ




2021/07/16 00:16
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