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[189193] 勇気のつぼみ
詩人:どるとる [投票][編集]


雨は止むことを拒むように降る
それは命が踏ん張るように見える

最後の滴が落ちて涙が降りやんでも
心にはさっきまでの悲しみが残ってる

無理してみんな笑ってるんだろうか
生きる辛さを我慢してまで笑ってるのかなあ

もうこれ以上歩けそうもないよ
足がもつれて前に進めない

それでも生きたいと願うのは
気まぐれなんかじゃなくて

強くなろうとする心が覚悟を決めた
歯を食い縛るたくましい勇気だ

今にも花開きそうなつぼみが
必死に今を生きようとする勇気だ。

2015/09/18 20:04



[189192] 望むなら
詩人:どるとる [投票][編集]


生きていることが時々曖昧になってしまう

それは誰のせいでもなくて誰も悪くない

明日に届けと 叫んだ声はすぐに風に消えた

望むなら この世界で誰もが笑うような

幸せな未来を僕は願います。

2015/09/18 19:58



[189190] 子供が嫌がる特撮ヒーローの本当
詩人:どるとる [投票][編集]


ヒーローがながったらしく
前口上をやっている間は怪人や怪獣は手を出さない

律儀に前口上が終わるのを待ってから攻撃するから場合によってはヒーローより礼儀正しい

ヒーローはなぜか素顔を知られてはならない

以外に顔は普通だったりするし職業も自由な無職やフリーターだったりする
しかもただ働きが多い

的組織側の戦闘員はいくらでも補充可能で次の戦いのときにはさんざん苦労して倒したはずの戦闘員がバカみたいに復活している

なぜかどの特撮も最後感動巨編にしたがるから簡単にヒーローが死んだりする

あれだけやられてもヒーローの服やスーツはやぶれないし焦げあとさえもない。傷ついたりやぶれたりしてもほんの少し。

制作費を削るためにヒーローの中身はおっさんとかがやることが多い

CGを使ってもやたら光っててとにかく何が行われてるんだかよく見えない

ヒーローの決め台詞はそれほどかっこよくないし、ヒロインはそれほどきれいでもない

さらわれたり人質にされるのはいつも子供か女で男はせいぜい怪人にされるか気絶させられるかのどちらか。

2015/09/18 15:12



[189189] 色彩識別法
詩人:どるとる [投票][編集]

王様が変わってからというものおかしな法律ができはじめた。

その中でも一番おかしな法律は色彩識別という法律だ。

極端な王様は国に争いが起こらないよう徹底した平和活動と銘打ちその法律を作ったようたが、

まず、色分けされたプレートを名札のように胸につけられる。

そのプレートは濃淡の濃い青から徐々に薄くなり最後は透明に近い青がある。

濃い順から国に逆らわぬ国民にふさわしい健全な人間という基準らしいが、それはかなり微妙なものでありたまに色を間違えて処罰されるということもあった。

だが、王様はそれでもその識別法をやめなかった。

ある日、王様より上の位の王々様にあなたの識別がまだ済んでおりませんと言われたので王様は識別するための機械に自分のデータを読み込ませ結果を待った

すると機械がこう告げた。

「アナタノココロハケガレテイル。タミノカナシミニモキヅケナイヨウデハトウテイイキテルシカクナシ。ヨッテオウイハクダツオヨビシケイヲメイジル」

それを聞いた王々様は王様を断頭台で死刑にした。

死ぬ直前、助けを懇願した王様に王々様が冷ややかに言った言葉が国民を凍らせた

「オマエガジブンデキメタホウリツダロサイゴマデセキニンヲモテ」

民たちは口をそろえて言った。

「なぜ王様は自ら死んだのだろうか」

その後王様以外に王々様を見た人、あるいは知っている人はいない。

2015/09/18 15:01



[189188] 戦争のある平和
詩人:どるとる [投票][編集]


いつからだろうこの国で戦争がなくなったのは。

戦争で人が無惨に死ぬのが馬鹿馬鹿しいとやっと気づいた政府が戦争を放棄し銃や刃物の一切をこの国から完全になくした。

銃や刃物はリサイクルされどろどろに溶かされ固められ町のオブジェや机や椅子などに生まれ変わった。

平和は約束されたのである。

だが、その代わりに少しでも政府に逆らったり平和に異を唱えるものがあらわれた場合には容赦なく射殺された。
なかには子を身ごもった女や学生などもいた。

平和と引き換えに人は戦争よりもおぞましい間違った何かで平和そのものを取り違えて

人々の自由な思想や命の尊厳を平和という名目で奪った。

戦争がなくなってそれからまもなく国家は何年もしないうちに滅びた。

戦争はその後続いたが、人々はそれでも前の国家よりは平和だと心穏やかに新しい国で毎日を健やかに暮らしたという。

2015/09/18 12:37


[189187] クリーンランド
詩人:どるとる [投票][編集]


ここはとある国。名をクリーンランドという。

クリーンランドにはきれいな人間しか暮らせない。

人を憎まない。人を傷つけないことは勿論、争いの引き金になるような思想の持ち主はこの国では死刑の対象になり大人子供に関わらず罰せられる。

一年に一度(清浄測定診断)がある。
測定器のメーターが一定の数値以上を越えると死刑が確定する。

ある女と黄色いタグをぶら下げた男が測定器の前に並ばされる。
黄色いタグはギリギリのラインにいるいわば危険な要因を持った者につけられる。

女と男が交互に診断される。

測定器は機械的な音声で言った

「右の女はアウト」
「左の男はセーフ」

アウトと診断された女は逆上し、なぜだと言うと測定器はまた機械的な音声で答える。

「あな…たは確かに清らかな心の持ち主だ。まるで絵に描いたような。教会に毎日足しげく通い身なりもきちんとし、処女を守りも健全な数値を示している。だが、心が汚れている。どんなにきれいな自分を装おってもそれは仮面で隠したあなたの素顔ではない。よって偽りのクリーンさは十分死刑に値する」

それを聞いた女は泣き崩れた。男はそんな女にこう言った。
「あんたは可哀想だ。俺みたいな穀潰しは死刑になってもいいが、あんたみたいなきれいな人は死刑になったら可哀想だ」

それを聞いた女はポロポロと涙を流し心の底から反省した。

そして測定器は女に近づくと青いタグを渡した。

「今ならあなたは生まれ変われる。自分の犯した行いに反省できる人間は清浄だ」

タグを受け取った女はありがとうという言葉を何度も何度も繰り返し呟きその場に泣き崩れた。

2015/09/18 12:28



[189186] ある王様の話
詩人:どるとる [投票][編集]


旅人が長い旅路を歩いていた
旅人は疲れきり今にもたおれそうだ

やがて旅人はついに行きだおれてしまった

そこにあらわれた神様が旅人の前に小さなリンゴの樹を生やした

神様はリンゴを食べなさいと言うと旅人は首を振り

「リンゴは食べられません」と言った

「なぜだ?リンゴは嫌いなのか?」と問うと

旅人はまたも首を振り「大きなリンゴの横には小さなリンゴが2つ生っている。私にはそのリンゴが大きなリンゴの子供に思えて仕方ない。リンゴを食べてしまったら小さなリンゴは2つきりになってしまう。私にはそのリンゴたちを引き離す資格はありませぬ」

それを聞いた神様が悩んでるうちにそう言ってやがて旅人は息絶えてしまう

だがこんなにやさしい人間を死なせたとあってはあまりに不憫

神様は旅人を転生させた。旅人は神様の計らいで金持ちの王様に生まれ変わったが、旅人は王位を振るうことはなく貧しい民に無償で食料や薬を与えるような心優しき王様になった。

その王様は死んだあとも後世にまで語り継がれるような偉大な王様になりました。

2015/09/18 12:11



[189185] 勝ち負け
詩人:どるとる [投票][編集]


生きることは勝ちにはならない
でも死ぬことも勝ちにはならない。

2015/09/18 12:03



[189184] 
詩人:ユズル [投票][編集]


雨あめ降る夜
あなたも わたしも あの人も ひとり
雫のメロディーが
穏やかにたゆたう

ひんやりした風が
身体の真ん中を吹き巡るような
想いを抱えてうずくまる人
目をそらしたくなる雨の記憶に
静かに想いを馳せる儚い人

あなたも わたしも あの人も
誰にだって水が必要なの
それでも
雲の向こうに顔を出せば
いつだって星は瞬くよ

2015/09/18 00:39



[189183] カノン
詩人:理恵 [投票][編集]

優しくなれる気がした理由が
わかった気がしたよ


まだヘ音記号も知らなかった頃
見よう見まねで弾いた曲
大好きな漫画に
夢中だった小説に
流れていた音楽

初めて両手で弾けるようになった曲
幼い頃の私は憑依して
心の奥にしまったものをすべて引っ張り出してきてしまうようだ

だからあなたも
一緒に出てきてしまうのね

あなたの誕生日より
あなたの好きだったものを食べるときより
ずっと優しい気持ちで
あなたを思い出すよ

この曲を弾くとき
相変わらず拙いけれど
きっとどんな時より
緑の時間が流れてる





H27.9.17

2015/09/24 23:08
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