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EASYの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1300] 消されないもの
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知らない方が、いいことって
あるでしょ?

おんなじ様なもので

解けない方がいい
誤解だってある


君はいつも、口癖の様に
「言ってくれなきゃ分からない」って

言うけど

言葉なんていうものは
僕からしたら

言葉に出来ない程に
曖昧なものだ


なんかちょっとした拍子に
僕たちには別れがやって来る



僕だって泣くし
君以上に泣くと思う

でも

この美しさにだけは
自信が持てる



美しさと苦しさは
紙一重ですらない


それは苦しさであると同時に
これ以上ない程の

美しさでもある


それでも何度でも
僕たちは笑おうとする

たとえ、ひきつろうが

それでも何度でも
僕たちは歩こうとする

たとえ、つまずこうが


それが美しいことが

僕たちの知らない所で

僕たちは知っているからだ


僕たちは気づかれないほどに

美しき存在だ

2018/03/19 (Mon)

[1301] 存在
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コンビニには中国人

会社にはベトナム人

僕は多分日本人

成りたかったのはインド人

好きな女性はブラジル人

美人が多いロシア人


愛しき人は地球人


もとを正せば宇宙人


根本的にはビッグバン


意識的にはそれ以前


2018/03/19 (Mon)

[1302] カオシス
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脳みそが珍味なのは
皮肉な事であり

何処か遠くの星の
ブラックジョークの切り札だ


僕たちは、可愛い顔をして
損得を気にする様な

そんな振りをする


商売繁盛を
神に祈ったりする訳だ


別にそれは
悪い事じゃない

ただ、同じように

ゴミを拾う様なことが
良い事でもないだけだ

2018/03/24 (Sat)

[1303] スラローム
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極限まで大きくした鏡を
宇宙の何処かに置いてみて下さい

何が映っていますか?


宇宙が映っています


じゃあ、次にその鏡を
180度回転させて

あなたの側に配置します

何が映っていますか?


見えるもの全てです

2018/03/25 (Sun)

[1304] って
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救ってくれないってことは
咎めないってことで

愛されないってことは
愛するってことで

辛いってことは
幸せなことを


知らないってことを
知ってるだけだ




2018/03/25 (Sun)

[1305] シェルター
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人たちが時々見せる
悲しげな顔が

運命とのコントラストを
あまりにも美しく

表現している


思考はあまりにも
駆けずり回るので

その見解よりも実際には
ずっと温かい



誰かが死んでしまうのに
僕たちは死ななかったり

僕たちは死ぬのに
誰かは死ななかったりして


そんなことが、ありながら


この瞬間、僕たちは

泣いたり、笑ったり、しながら


その美しさに耐えきれず


目を逸らしてしまう





2018/03/27 (Tue)

[1306] 代わり
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部屋の明かりを消して
代わりに、消音のテレビをつける


音の代わりに窓を開けて
車の音と、誰かの笑い声を聞く


何処にでもありそうな
空みたいに

思い出せない懐かしさを

記憶の代わりにして

微笑んでみる


2018/04/03 (Tue)

[1307] ずっと
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全て認めよう
僕の独断で

その意味に置いては
僕は独裁者だ


その意味に置いては
ヒトラーですら

僕の足元にも
及ばない



そんなこと
大したことじゃない


僕たちは運命よりも
ずっと親密で


僕たちは命よりも
ずっと大切で


僕たちはそれよりも
ずっと温かく


寄り添っているんだ


2018/04/04 (Wed)

[1308] インタビュー
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お金は好きですか?

嫌いではないけど
言うほど好きではない


人は好きですか?

好きではないけど
言うほど嫌いではない


好きなものはありますか?

どちらとも言えないけど
あったらいいとは思う


自分のことは好きですか?

君のことが好きなので
自分のことは分からない

2018/04/07 (Sat)

[1309] 罪だけが、だけのもの
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何がどうなれば
いいですか?


善悪でもなく
優劣でもなく


それはもう欲望だ


本当のことを言えば

欲望でさえ

善悪でもなく
優劣でもない



すれ違う人達は

何処かに歩いているし

僕だって同じように
何処かに歩いている

たとえ、それが
目的であろうがなかろうが

善であろうがなかろうが


僕たちは歩く


人は皆

その眼差しを持って

何処かを目指している


たとえ、それが

風上であろうが
風下であろうが

地図に載っていようがなかろうが

他人事のように素っ気なく
当たり前のように親密に


善悪でもなく
優劣でもなく

歩いている


何がどうであれば
いいのかを

か弱き子羊の様に

とても愛らしい眼差しで
放牧している


そこにないのは
何かと何かではなく

そこにないのは
罪だけだ

2018/04/09 (Mon)
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