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wbsの部屋  〜 投稿順表示 〜


[61] 素敵な連鎖。
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ありがとう、という言葉に、

ありがとう、で返した。


なんだか心が満たされて。

なんだか嬉しくて。


もう一度、ありがとう。


2010/03/24 (Wed)

[62] 気付いたら。
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すれ違った人が笑ってた。

道の反対側でスキップしてる人がいた。

楽しく食事してる家族がいた。

手を繋いで歩く恋人達がいた。

歌いながら歩く小学生がいた。

花束抱えた男性がいた。

薬指の指輪を愛しそうに触る女性がいた。


そんな人たちをみて、

幸せになる私がいた。

2010/03/24 (Wed)

[63] ちゃら。
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泣いて泣いて泣いて。


それでも、


その後に笑えれば。


それでいいじゃん。

2010/03/24 (Wed)

[64] スカート、ふわり。
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まっぴんくのロングスカート。

柄々のタンクトップ。

グラデーションの大きめなストール。



傷だらけの腕をさらけ出せるのは、人影のない真夜中。



ストールを思い切り広げて、

スカートひるがえして、

音楽聞きながらくるくる回る。




少しずつ花開く桜と、雨上がりの夜空に浮かぶ月の下。


何だか少しだけ、自由になれた気がした。

2010/03/29 (Mon)

[65] 寝息。
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従姉妹が隣で寝てる。

その体温、その規則正しい寝息。

時たま寝返り打ってくっついてくるところ。

何か、愛しいな。




私が赤ちゃんだった頃、

母親もそう感じてくれてたのかな。



風邪ひかないように、何度も布団かけ直して。

寝顔見て嬉しくなって。





誰かが隣にいる、幸せ。



なんだかちょっと泣けた。

2010/03/31 (Wed)

[66] 遺書。
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私はただ、

自由になりたい。

それだけなのです。



たった3行の文章と、

大好きな夏の花を添えて。




彼女は世界に紛れた。

2010/04/02 (Fri)

[67] 最後の1行。
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自由になりたい、と書き残し

世界に紛れた彼女。


彼女をフランスで見た人がいる。

彼女をニュージーランドで見た人がいる。

彼女をカナダで見た人がいる。



しかし彼女はその人たちを、

空高くから見ていた。

2010/04/09 (Fri)

[68] しなやかな腕。
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その腕に抱かれてみたかった。

白く、しなやかな腕。


傷跡のある腕。


きっとあの腕に抱かれたら、

涙が止まらないだろう。

2010/04/09 (Fri)

[69] 毒リンゴ。
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一口かじった毒リンゴ。

普通のリンゴだと思ったのに。


一口かじった毒リンゴ。

早く来てよ、王子様。


あなたのキスで目覚めさせて。

2010/04/09 (Fri)

[70] はるかぜ。
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深夜の空気を吸ってみた。

空を見上げて、目を閉じて。


ああ、春のにおい。


風に吹かれた桜の花びらが

月明かりの下、ひらひら舞い落ちる。



もうすぐ初夏のにおいに変わるだろう。



来ていた上着を一枚脱いで、

さあ いらっしゃい。

2010/04/09 (Fri)
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