ホーム > 詩人の部屋 > 安曇の部屋 > 新着順表示

安曇の部屋  〜 新着順表示 〜


[426] バレンタイン
詩人:安曇 [投票][編集]

目隠しをつけて走るくらい

怖くて、怖くて。


さよなら不安。

さよなら不眠。


後戻りはする気もない。


握りしめた箱を


赤い顔のあいつに


ハート型のチョコを


夕日に染まっているあいつに

2011/02/17 (Thu)

[425] 水たまりにうつる恋。
詩人:安曇 [投票][編集]

水たまりが光っていました。


月が柔らかくゆらゆらと

水たまりの中に
ただよっているからです。


どこか寂しく感じたのは


いま私が寂しいからでしょう。


柔らかい月がにじんで揺れる


あなたがとても恋しい夜です。


2011/02/17 (Thu)

[424] コトノハ
詩人:安曇 [投票][編集]

絞り出した声は

きっとあなたに届いていたでしょう。


振り返らなかったのが、答えだったと思います。


絞り出した声があまりに、心からだったので

涙まで溢れてしまいました。


きっと、届いていたでしょう。

声も、心も、涙さえ


だから、あなたも動けなかったのでしょう?

振り返らず、立ち去るはずが

動けなかったんでしょう?


2011/10/13 (Thu)

[423] センチメンタル
詩人:安曇 [投票][編集]

染み出た淋しさが、じんわりと私を濡らしていく。


あんなにも綺麗だった夕日が悲しく沈み

あんなにも柔らかく感じていた夕焼けが暗くなる。


こんなセンチメンタルな夜は、

どうにもこうにも会いたくなる。


誰でもない、あなたに

2011/02/08 (Tue)

[422] トゲトゲ
詩人:安曇 [投票][編集]

トゲトゲまとって私は歩く。

ぶつかる人にトゲトゲ刺さっても

ふん、と
トゲトゲまとったまんま


ぷんぷん、トゲトゲ

ぷんぷん、トゲトゲ


誰もがみんな避けて行くのに

あの子だけは近くにいてさ

何回トゲトゲに刺さっていても

いつもニコニコ笑ってくれた。



それでも、私はトゲトゲをまとう

あの子もいつかいなくなる、
そう思いながら


トゲトゲに弱さを隠して、

トゲトゲに涙を隠して


ぷんぷん、トゲトゲ

ぷんぷん、トゲトゲ


それでもあの子は変わらない。


何度も、何度も繰り返して

あの子が私にとって大切な人になって


初めてトゲトゲが悲しく感じた。


ごめんね、と
ありがとう、を繰り返すと


知らない間にトゲトゲは消えていた。


あの子は相変わらずニコニコ

私もつられてニコニコ


いつの間にか、私の大切は増えていく。

2010/09/28 (Tue)

[421] 柔らかい嘘
詩人:安曇 [投票][編集]

柔らかい嘘をついて

小さな傷を隠した。


君の笑顔があまりにも
悲しく見えたから


私の傷なんて、今はいらない


柔らかい嘘は働き者で

君と私を和ませた。


それが、一瞬でも

一回きりだとしても。

2010/09/28 (Tue)

[420] ヒカリ
詩人:安曇 [投票][編集]

あなたの、当たり前を見たかった。


愛しくて、愛しくて

私は涙が止まらない。


可哀想とか、そんな言葉なんか
あなたには似合わない。


頑張って、頑張って

頑張りぬいた

あなたたちには似合わない。


私は、ただ涙が止まらない。


きっと、見守っているだろうあなたは

きっと柔らかいんだろう。


とってもとっても。

2010/08/28 (Sat)

[419] ガラス花火
詩人:安曇 [投票][編集]

ふれたらきっと、かけてしまうだろう
もろく切ない恋心


薄いガラス細工のように

キラキラ綺麗だけど

ほんの少しふれるだけで、きっと簡単に壊れてしまう

あなたへの恋も、私の心も


きれいなきれいな、ガラス花火


さよなら、花火

さよなら、ひと夏

2010/08/18 (Wed)

[418] 愛だの、恋だの
詩人:安曇 [投票][編集]

愛だの、恋だの

そんな言葉はどうでもいい

ただ、会いたかった。

2010/08/14 (Sat)

[417] 声。
詩人:安曇 [投票][編集]

他愛もない話でいい

慰めなんてなくていい


声が聞きたかっただけなの。


すごくすごく、悲しいこんな日は

あなたの声が聞きたくなる。


安心できるの。

声だけなのに、とても安心するの。


あなたは、私にとって

それくらい大切な人。

2010/08/14 (Sat)
439件中 (61-70) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 44
- 詩人の部屋 -