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NZOの部屋  〜 新着順表示 〜


[43] 梅酒
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柔らかく優しい

華やかで楽しい

そんな毎日

ポーチを指先に掛けて

銀杏の絨毯を跳ねる

あたしとあなたは冬の日差しになるの



可愛くて愛しい

切なくて悲しい

そんな毎日

お揃いのセーターを来て

『せーのっ』って跳ねる

あたしとあなたは冬の北風になるの


2006/11/21 (Tue)

[42] 呼んでるよ
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『おーい』


ほらねっ

君を誰かが呼んでるよ

嘘じゃないさ

君を誰かが呼んでるんだ


泣くこたぁーない

笑っちゃえよ

居なくなるこたぁーない

視野を広くするのだい



そんな時期は誰にもあるよな

この国の梅雨みたいなもんだよ


梅雨が終われば光の季節

君に始まる光の季節



『おーい』


よし来た

俺は君を呼んでるんだ


嘘じゃないさ

俺は君を呼んでるんだ



恐がらず迷わず


歩いておいで


みんな君を呼んでるんだ



2006/11/13 (Mon)

[41] 運命(さだめ)
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冬の痛い寒さから身を守ろうとして

羽織るコートの様に


得体の知れぬモノから身を守ろうとして

あの人は不幸を羽織る


それが運命だとしても

それが答えだとしても



冬の冷たい大空から射す暖かな日差し

帽子で避ける様に


得体の知れぬモノから射す暖かな光を

あの人は幸せと思わず避けた


それが運命だとしても

それが答えだとしても



2006/11/13 (Mon)

[40] 言いそびれた『さよなら』
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煙草の煙みたいに

ゆっくり漂い

天へと昇る


『さよなら』

言いそびれちまったよ

勝手なお前に呆れてる



雨の朝みたいに

痛く虚しい

そんな始まり


『バカヤロウ』

それしか言えねぇーよ

情けない俺に呆れてる



約束は一つも無い


結束さえ一度も無い



急ぐ長針

追う短針



破れたポスターみたいに

乾き色褪せ

誰も忘れ去る



その前に



『ありがとう』

届けてぇーな

そんな俺にお前はきっと呆れてる

2007/06/08 (Fri)

[39] れおん
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気付けば時間は経っていた


真夜中のサイレン

微かな低音に鼓膜は振動



気付けば時間は経っていた


月越しの懐かしい風

微かな低温に両手は振動



噛った渋柿に歯形と過去


暗くなる雲に帽子と未来



気付けば時間は経っていた



時間は僕を縛り上げ


時間は僕に小さく手を上げた



また僕はドアを強く締め


キーを回して小さく手を上げた


2006/10/26 (Thu)

[38] 大丈夫
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大丈夫か?

まだ歩けるか?

道は間違っていないか?

諦めていないか?


問う

全身で問う


大丈夫か?

後悔はないか?

情熱を持ってるか?

この命を生きてるか?


問う

全身で問う

俺が問う

俺に問う



心配ない


『大丈夫だ』



2006/10/12 (Thu)

[37] 手紙
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人が溢れるあの街へ

まだ見ぬ夢を追いかけて

お前はこの町を後にする


左手には小さなバック

右手に一握りの金

電車の小さな窓から

把握できない未来を見据える


押さえ切れない不安

似合わない臆病

自分の位置を示す為

お前はこの町を後にする



枯れることの無い花は

どこを探したってないけれど

尽きることない夢が

今、お前を動かすのなら



強き友よ

その胸を張れ

輝く時はこの夜空を精一杯に使って


愛しき友よ

その手を高く

希望を無くしても清き心は失うな



コンクリートが支配する

あの街に

今日はばたく親友へ


何もない俺から



2006/10/06 (Fri)

[36] ホントのキモチ
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言葉はどこか足りなくて

抱き締めても分かりやしない

心で確かめ合いたいね

君と僕のホントのキモチ



いつだって不安が語り

奇妙な未来を想像してしまうんだ

互いの心にそっと耳をあてて

君と僕のホントのキモチ



心配性の僕達に

広がる光と影

二人の爪先が同じ方向を向いた時

それが


君と僕のホントのキモチ



2006/10/05 (Thu)

[35] 僕に
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誰でもない僕

僕というモノに自信はないが

何か輝く未来が見えるんだ


誰かの中の僕

僕というモノは目立たないかもしれないが

輝く未来が見たいんだ



感じられなきゃ一緒にいる必要はない


愛せなきゃ僕は一人でもしょうがない



僕は誰でもない


何もないが描く夢がある


遠い未来を見る僕に


ついてきてくれるかい? 


2006/10/04 (Wed)

[34] 待っている
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待っているよ

僕はずっと待ってる

どんなに悲しみを朝が包んでも

どんなに長すぎる夜が笑っても


ゆっくり染まり上げればいい

ゆっくり固まっていけばいい


だから


待っていて

僕をずっと待っていて


2006/10/04 (Wed)
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