私は男じゃないから
男心なんて解らない


私はあなたじゃないから
あなた心なんて解らない


考えても解らないから
考えるのは止めた


なるようにただなればいい


幸せが何か考えて
不確かな見えないものを
追い掛けるような事もしない


人生は何が起こるか解らない

受け入れられないような嫌なことも

願ってもないような良いことも

ある日突然にやって来て防ぎようもない



ああして欲しい
こうして欲しい
思うのは自由
叶うかは解らない

叶わない不自由に苛立つから思うのも止めよう

自分だけで解決出来る


望んでもない好意には
素直に甘えて
心から感謝しよう

私は決して強い人間ではないから

いつか恩返しをしよう



ただ心配しないで
何があってもこの先
私はずっと幸せだから

現実的に生きちゃいけない

心無い優しさにヘコんでも

理想の中で己だけを痛めてよ


暖かな服を着て心を冷やして


「ありがとう」

「愛している」

そんな感情があるはずないでしょ

お願い

分かってよ

朝目が覚めると
綺麗に片付いた部屋

私の隣で昨夜
おやすみを言った時と
同じ様に眠っている

こうやっていつも
知らない間に
見えないところで
支えてくれている

知りたい

けど 知るのが怖い

から 聞けない


解らない

んじゃなく 解らないふりで誤魔化してる

有色不透明なリアルが欲しい

欲しい


寂しい

から あなたが欲しい


逆 あなたが欲しい

から 寂しいのか

否 欲しいだけ
理由や原因なんか無い


無色透明な不安だけ 積る


好かれたい

そうすれば傍に居られる

居てあげる ずっと

居て 欲しい
居て 下さい


好きなの そう

好きなの

好きなの

そう 好きなんだ

優しさなんて気紛れで
自分勝手なものだよ


簡易的な愛情でも
包ませてくれる


いつだって受け入れてくれる

そんな存在は奇跡なんだよ

あといくつ

歳をとったなら

くだらない事に

心痛めずに

済むのだろう

血が

熱い

めぐっている


吐き気がする

気持ち悪い


胸が苦しい

頭が上手に働かない


考えが幼く未熟に

身勝手になっていく


厄介だ

吐き出すタメ息がキラキラしている



これは多分

恋　
したんだと思う

記憶を消したい

楽しかった事も
悲しかった事も
思い出ぜんぶ忘れたい

もう二度と
あなたの事なんか
好きにならないように

中にある物外に出さなきゃ
空っぽなのと変わらない

伝えなきゃ
自分以外の誰も
納得しない

簡単では無いけれど
やらなきゃならない

何より悲しませたくは無いから

だから真珠入りのあなたを何度も濡らした

可哀想に艶々と
強がっていた

昔から好きになれない
ごわごわと痛くて

背中の鬼も
それ以上は何も語らない

つまらない昔話など聞かさないでよ

私の脈にあの日
希望を射ち込んだ
あなたが全ての根っこだ

もっと深く舌を差して謝ってよ
顔なんか見たくない

もう一度全部壊してみせてよ