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ℒisaの部屋  〜 新着順表示 〜


[127] 突き刺す夜
詩人:ℒisa [投票][編集]

沈んだ部屋に
浮いた思想

独り言の様に
流れ続けるTeleVision

掬われない感情には
花束を‥。
笑う灯

永遠に感じる孤独が
本当は今一瞬
此の時だけに訪れているから重くのし掛かる

針の先が突き刺す様に

2004/04/09 (Fri)

[100] きみの強さ
詩人:ℒisa [投票][編集]

悔やんでも
悔やんでも
後の祭り

どんなに立ち直れない気がしてもあたしたちはとても強い

しっかり歩いてる
すっかり笑ってる
ちゃっかり忘れて
新しい花咲かせてる

そうやって生きてる
あたしたちはとても強い

2004/03/07 (Sun)

[64] ティンカーベル
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毎日同じ駅
同じ電車で
行きたくもない所へ行って
話したくもない人と話す

戻りたいのよ
あの頃に‥

一番好きな場所で
一番好きな仲間と語り明かした毎日に
戻りたいのよ

『8時までにタイムカード押さなきゃ』とか
『今週中に支払い済ませなきゃ』とか
『お礼に何か送らなきゃ』とか
やらなきゃいけない事に追われて
やりたい事見失っちゃったよ

ねぇ
戻りたいのよ
あの頃に
あの場所に


どうして大人になんかなっちゃったんだろう

駆け足で

2004/02/21 (Sat)

[63] 
詩人:ℒisa [投票][編集]

星の降る夜だった
雪が舞い落ちていた
木々の合間から
半人前の月が覗いてた

凍り付いた湖に
小石を投げた

優しい気持ちになった

風の音だけが淋しそうに鳴いた

私を頼ってくれれば
今なら抱きしめてあげられるのに

梟がいないのを除けば
完璧に理想の
夢に見た夜だった

2004/02/20 (Fri)

[34] 『蝋燭』
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砂を掴む様に
手の内に残る幸せは
些細なもので良い
其の儚さが好い
でなければ大切に等
出来る筈が無い


悲しみは
手の平に降りた
雪の様なもの
冷たさは一瞬で
後は直ぐに消えて終う
積もった悲しみにも
必ず光が刺すだろう


苦しみは愛おしい
雨上がりの虹
試練で在るからこそ
掛け替えの無い痛み

受け入れられなくてもかまわない
背を向けるのもかまわない

人なんだから

2004/02/07 (Sat)

[23] 役目
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休みだというのに
君の着信しか待てない携帯電話

あいつにしか愚痴をはけない強がりなレターセット

あの娘としか腹を割って話せない臆病なロックグラス


チェックアウトは独りでも
思い出が残ればいいさ

散らかった玄関け飛ばして
急いで枕に逃げよう
こんな顔誰にも見せない様に
声が届かないように

2004/01/31 (Sat)

[22] 君は可愛い宝物
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君と歩いた散歩道
春を追いかけて
走り回っては
何か見つけたと駆け寄ってきた
君と眠ったお布団や
君と語り明かしたソファーに君がまだ寝ている様な
そんな夢を見た

君と行った山
君と行った川

君はまだ海は知らなかったよね

君のことを愛していたし今でもずっと愛しているからね

大好きで
大好きで
大好きだったのに
一緒にいてあげられなかった
君を救ってあげられなかった

部屋に戻ると小さな君は独りで冷たくなっていた

言葉は話せない君だったけど
いつでも気持ちは伝わってきたよ
伝わっていたよね


もう一言だけ伝えたかった
君をしっかり抱きしめて『いつだって君は独りなんかじゃない』って

もう一度だけ
一緒にチョウチョ
追いかけたかったよ

2004/01/31 (Sat)
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