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黒夢の部屋  〜 投稿順表示 〜


[73] 初恋
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初恋というものを迎えてから
随分と、長い年月が過ぎた。

消えない想いを抱えたまま
今尚、流れる涙はあの時の温かさのまま。
生温く、半端に優しい。

涙を流して流して。
それでもやはり、忘れることは出来ず。

再び出会った気まずさの中で
僕等は曖昧に笑った。

あの日言えなかった想いと
今、伝えてしまいたい想い。

きっと
その左手の薬指に何もなかったら
何の躊躇いもなく伝えていただろうに。

流れていった涙が
今度は冷たくて。

上気した僕の顔を
冷やしていった。

長い長い初恋が

ようやく終わってくれた。

2005/03/06 (Sun)

[74] 気持ち
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思いついた言葉達。

全てまとめて手紙を書いた。

「好き」「嫌い」「ありがとう」「こっち向いて」
「側にいて」「ごめん」「愛してる」

それでもまだ、伝えきれない想いが
僕の中に溢れている。

言葉に出来ない想いだってある。
書き表せない想いもある。

そんな想いは
時間をかけてゆっくり
言葉に変えるから。

そうして
一番に君に伝えるから。

今は
伝えたい想いと気持ちを
書き綴って
君に送ろう。

2005/03/07 (Mon)

[75] 疲労
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目を閉じても差し込んでくる太陽が
僕の思考を邪魔する。

眩しいなあ。
だったら、日の当たらない所に移動したらいい。

暑いなあ。
さっさと日陰に行けばいい。

でもね、
この体が動いてくれないんだよ。
まるで僕の体じゃないみたいだ。


汗が流れて、鬱陶しい。

早く拭けばいい。
頭ではそう考えてるのにね。

倒れそうだ。
頭がくらくらする。

早く、早く。
そう考えるほどに僕の体は重くなる。

疲れた。
めんどくさい。

そう考えることすら
労力を要するなんて。

2005/03/07 (Mon)

[76] 十字架
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君は一体、何を望んでいる。

そんな血にまみれた

強い想いを抱えて。



僕は一体、何処にいるのだろう。

こんな叶うはずのない

儚い願いを抱えて。



互いに

今にも壊れてしまいそうな

小さな十字架を握り締めて。

2005/03/07 (Mon)

[77] 僕は思う、僕は言う。
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僕は言う。
「永遠」なんてもの所詮はその場限りの鎖だ、と。

僕は言う。
きっと「永遠」なんてありえない、と。

繰り返す日々に思い始める、「矛盾」。
ありえもしないものを追い続ける、「虚しさ」。

誰かを想う事で安定する、「心」。
誰かを憎むことで成り立つ、「精神」。

全ての感情をもつ僕等が望むのは、「永遠」。
ただ、それだけを望む。

僕は思う。
「永遠」があるかないかなんて誰も知らない、と。

僕は思う。
「永遠」を「永遠」と思うかは個人の思いの違いだ、と。

それを承知で僕はまだ言う。
「永遠」なんてものは
人の思いを一時的に満たす薬でしかない、と。

「本当の永遠」なんてきっと
僕等の手には届かない、と。

2005/03/07 (Mon)

[78] 
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夢は儚く、現実はすぐ側に。

想うは永く、現実は一瞬。

憎しみは強く、現実は脆い。

所詮、そんなもので
夢見るのは何よりもの虚無。

僕は偽物にすがらないと生きていけない。

夢という名をかりて、瞬間から逃げている。

今という現実から、目を背けたいだけ。

僕の心は弱い。

想うことで強くなる心も、終わりを迎えれば弱くなる。

心を信じられなくなり、想いを憎しみに変える。

心が真実を知れば、きっと簡単に壊れてしまう。

痛みは残るのに、安堵感は刹那に消える。

残酷なほどに優しい言葉でさえも
僕の中には残らない。

何もいらない、一つだけ。

僕の心に強く残る夢を頂戴。

2005/03/07 (Mon)

[79] 意味
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『さよなら』


そう言った君を


僕は黙って見送った。


それから


君からの連絡は一切途絶え


僕からの電話も繋がらなかった。


君が言った言葉の意味を


僕は未だ理解していない。


理解しようともしていない。


なんとなく


話はわかるから


僕は


いつかまた


君に偶然会える日まで


『さよなら』の言葉を


胸に留めておくよ。

2005/03/09 (Wed)

[80] 卒業証書授与
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その短い一言に



私の3年間の思いを全て込める。



蘇るのは



あの日の残像。



私がこの学校にいた証として



精一杯の声で



私はここだと主張する。



私の学校生活最後の



晴れ舞台。



『はい』



そう短く



強く



思いを込める。

2005/03/10 (Thu)

[81] 後悔と願い事
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遠い思い出の中に置いていこうとした
微かな願いが蘇る。


中途半端に
ただ忘れようと躍起になっていた苦い願い。


あの時それを言葉にすればよかったと
今更になってから思う。
あの頃、僕が抱えていた
沢山のもどかしい思いは全部
可愛らしい、子供の願い事の領域だったことに
気付いたから。


子供ながらにその思いと闘おうとする
自分の姿を思い出し、思わず嘲笑をうかべる。


大きくなるにつれ
持っていた夢も、かざした理想でさえも
一つずつ踏み躙られて
消えていった。
そうして僕の中に残ったのは
酷い倦怠感と、軽い眩暈。
昔の自分に対する、罪悪感。


今の僕にとってはくだらない
あの頃の僕にとっては何より重要な
切実な願いを抱えた僕が
記憶の片隅に存在する。


後悔したって過去が変わらないことは知っている。
頭の中では理解しているのに。


忘れたいのに、忘れられないあの日の願い。


消したいのに、消えることない自責の念。


頭の中では、解っているんだ。


ただ、それを否定したい自分がいることも分かっている。

2005/03/13 (Sun)

[82] 出逢い
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何度も、何度も。
僕等は出逢っていたんだ。


思い出せば後悔ばかり。
涙を流してばかり。


どんな言葉で伝えられただろう。
涙が止まらないほどの悔しさの中で。
冷め止まぬ興奮の中で。


言葉に出来た思いなんて、本当は何もなかった。
準備していた単語を寄せ集めて
作り物の言葉を。


不安だった。
僕の言葉が伝わったか。
こんな安っぽい言葉で、作り物の言葉で。


それでも解ってくれると。
作った言葉の意味を解ってくれると信じていた。
それを確かめる術を、僕は知らないけれど。


僕等が出逢ったのは、運命なんかじゃない。
行き着く先、目指したものが一緒だったから
だから
僕等は出逢うことが出来た。
進む道で出逢った。
それこそ何度も。
僕等の出逢いは、ただそれだけのこと。


目指した先で、行き着いた先で
僕等は何を見ただろう。
それをどんな言葉で伝えよう。
その思いを、感動を、悔しさを、喜びを、涙の理由を。


きっと僕等はこれからも出逢い続ける。
幾つもの日々と、瞬間と
別れと、思いを重ねて。

2005/03/13 (Sun)
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