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黒夢の部屋  〜 新着順表示 〜


[97] 
詩人:黒夢 [投票][編集]

涙を流すのは



恥ずべきことではないと



貴方はそう言って美しく笑った。




「君の涙は綺麗だ」と



貴方は私の涙を拭った。




ならば何故



何故、今



貴方は眼を背けている。



貴方が綺麗だと言ったこの涙から。


2005/04/12 (Tue)

[96] 欲望
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ずっと見ていて。


もうすぐ目を閉じるから。




ずっと見ていて。


もうすぐ手を離すから。




子供の様な

酷く幼い心は枷になり

刃のような

狂ったこの手は棘にして

罪人の様な

馬鹿みたいに情けない瞳を籠に変えて。




僕の物にならないのなら

全部、僕の中で壊れてしまえ。

僕の中で、乾いて粉々になってしまえ。




ずっと見ていて。


もうすぐ手を離すから。




ずっと見ていて。


もうすぐ目を閉じるから。

2005/04/09 (Sat)

[95] 叶わない望み
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一生、望むものは手に入らない。
僕が望んだものは
違う世界にあることをようやく知った。



きっと手に入らないことを知っていて
それでも
諦めきれないまま、望み続けた。



ほんのわずかな希望にかけて
それのみに頼って、自分からは動かずに。



望むだけで手に入るほど、世界は簡単ではないことも
全部解っていたけれど
自分から絶望に近づいて行けるほど
僕は強くなかった。



傷つく事を恐れて、失う事を恐れて
前に進めないまま、時間が過ぎて。



もう手に入ることのない僕の望みは
きっと、他の誰かが手に入れている。



自業自得。
納得しないこの心を
その一言で片付けて。



僕の望み。
それは物ではなく、それ以上の価値があるもの。
否、値段などつけられるはずがなく。



ずっとそれだけがほしかった。
それだけあればいいと思った。



君の心が、僕の望みだった。
君の心が、何よりもほしかった。

2005/04/08 (Fri)

[94] 鎮魂歌
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今、僕が必死になってやっていることも
  

僕が残した傷跡も


全ては、あの闇に飲み込まれる為の準備。



現実に逆らい、もがくのも


君に伝えようとしている想いも


愚かなことしかできないのも


全てが、あの闇に飲み込まれる為の準備。



昨日を、過去を


遠い昨日や、ずっと昔を振り返ることも


全ては、あの闇に飲み込まれる為の準備。



明日を、未来を


未だ来ない明日や、遥か遠い未来を夢見ることさえも


全ては、あの闇に飲み込まれる為の準備。



生きるという鎖に縛られながら


僕を飲み込む為に大きくなっていく闇の中に


ただ曖昧に見える光の方へと、僕は歩き続ける。



全ては



いつか僕が



あの闇に



飲み込まれ、消えてゆく為の準備。



僕が『死』という闇の中に



飲み込まれていく為の鎮魂歌。 

2005/04/08 (Fri)

[93] 紙飛行機
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君がオレンジ色の折り紙で。


僕は青色の折り紙で。


笑いながら紙飛行機を作る。


そうして2人で空に飛ばそう。


きっと何処までも飛んでいく。


僕が君を何処までも飛ばせて見せよう。


僕等が持つ


不安も、希望も、傷ついた痛みも、悲しみも


きっと、消えることなく僕等を苦しめる。


それらを少しでも消して楽になりたいと


僕等は紙飛行機を飛ばしている。


君が太陽の色の紙飛行機を。


僕が空の色の紙飛行機を。


何処までも飛んでいけ。


空の僕が、太陽の君を包んでいるから。


2005/04/07 (Thu)

[92] 
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星に願う。

強くある為に。



月を仰ぐ。

君の心を知りたいが故に。



届かない想いが、届かないこの手が


何度消えただろう、何度空をきっただろう。


振り向かない背中を、何度見送っただろう。


何度君を、引きとめようとしただろう。



強さが欲しい。

会えない夜を孤独と感じないほどの。



君の心を知りたい。

声の無い時を不安に感じない為に。


星に願い、そして月を仰ぐ。

2005/04/07 (Thu)

[91] 淋しさ
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まるで、祭りが終わった後に感じる切なさの様な。



例えば、友達と遊び終わった後別れる時の苦しさの様な。



それは、試合が終わった後の満足感の様な。



1人になって、妙に感じる切なさは何だろう。



望んだ結果、こうなるように自分が望んだ。



そうか。



私はこんなにも貴方を想っていた。

2005/04/03 (Sun)

[90] いつか
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いつか僕が



笑顔を



笑う事を忘れたら



君の事も、君の事を



同時に忘れよう。

2005/04/02 (Sat)

[89] 不変
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変わらないと信じ続けたものが、いつしか変わっていて。
「変わらない」と言った約束さえ、守れるはずなかった。


小さすぎて、きっと何も分かってなかった。
何時までも一緒にいるということが
叶うことを、ただ、信じていた。
子供だったから、何も疑うことなく信じていた。
故に、離れていくのが怖かった。


知っていたはずで、頭では理解していて。
それでも
認めたくなかった。
離れていく互いの距離を、縮めようと空回りしながら。


知らない間に作られていく別々の日常。
そこに僕の立ち入るような隙間はなくて
感じた孤独。覚えた哀しさ。
本当は、いつしか離れていくものと知っていながら。


変わらないことを描き続けるよりも
今は願っている方が強い。


変わることに抵抗を感じて。
流されることに焦って。


変わらないでいようなど
僕等にとっては儚い夢でしかない。
そして
変わったのは周りではなく
僕だということに気付いた。


君は何一つ、変わってやしないのに。

2005/04/02 (Sat)

[88] 笑顔
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その笑う顔を。


その温かな笑顔。


僕の為でないのなら誰にも見せないで。


そして


いつか僕だけが見られる


最上級の笑顔にして。

2005/04/01 (Fri)
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