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安曇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[90] 電車の中で
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静かに目を閉じてみると
変な形したヒカリが
ぼやーっと暗やみに浮かんでいた


揺れる電車の中
心地良い揺れに身をまかせて

夢と現実の狭間に
ぼーっと座っていた


目を開けると
ガラスに映る僕が
僕を見てた


電車の揺れが
睡魔に力を与え

電車の空気が
僕を切なくさせる




―君は今、仕事中かな?


―頑張ってるかな


―疲れてるかな


―怒られてないかな


―無理してないかな




久しぶりに乗った電車の中が
こんなにも切なく感じるのは


なんでかな。


…なんでだろね。

2005/09/04 (Sun)

[91] クローバー
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四つ葉のクローバーを持って泣いていた


両手は泥だらけで
少し痛く

冷たい風のせいで
僕の長い髪が光ながら揺れていた


―行かないで


そう
ずっと喉につかえてる言葉

言葉のかわりに涙ばかりが溢れてしまう


困られたくないのに


強がりなんて
今では無意味で


言葉ではつたえられない想いを


四つ葉のクローバーに願いをこめて

2005/09/06 (Tue)

[92] 夏の思い出
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サイダー味のキス


君の冷たい唇が僕の熱を奪ってく


キスの後はいつも甘い味がしたから
つい、笑顔になっちゃうの知ってた?


夏っでだけではしゃいで
一生懸命遊んでて
子供みたいに黒くなっていたね


いっぱい遊んで
いっぱい笑って
ちょびっと泣いた


今年も夏が過ぎていく

2005/09/06 (Tue)

[93] 三日月
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三日月ゆらゆら夜の海
消えそうに浮かんでいる
夜の目印


薄い薄い三日月が
誰かの為に懸命に輝る


微かに見える三日月のまわり
頼りないようで、存在が無いようで…


時に雲に隠されて
星とともに輝いて

三日月は人を導く
穏やかで優しいヒカリで


心のなかにするりと入りこんできた


君も同じこの三日月を見てたら良いな




三日月ゆらゆら夜の海
頼りなく浮かんでる
夜の道しるべ


三日月ゆらゆら夜の海
君に届けこのヒカリ

2005/09/06 (Tue)

[94] 滲む窓
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窓を滲ます雨
歪んで見える風景


このまますべて流れちゃえば

このまますべて飛ばされちゃえば


鉛のような黒い想いを抱えて
雨に密かに願う


いい子はもういらない。
弱虫もいらない




窓を滲ます雨
歪んで見える風景


―僕に余裕をください―

2005/09/07 (Wed)

[95] 僕の想い
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止まらない時間が意地悪に思えた帰り道


ずっと君に逢いたかったんだよ

優しく感じたやわらかい風に話してみたり


すごい待ち遠しかったんだよ

道の隅に咲いている花に話してみたり


ずっとずっと待っていた1日なのに
あっとゆう間に帰り道


君の横顔をちらちらみながら
胸がちくちくして


止まらない時間が意地悪に思えた帰り道

できるだけゆっくり過ぎて欲しいって思っていたんだ

2005/09/08 (Thu)

[96] 鎖の糸
詩人:安曇 [投票][編集]

君の夢をいつも見てる
目が覚めて微かにぼやける
手を振りながら微笑む君
涙が止まらないよ


いつのまにか言葉に出来なくて
喉につまっていた
僕の素直な気持ち

君の不安に気付かずに互いに通じ逢っていると
君のサインを見逃してた


泣き出す君、震えながら
僕の右手を手放して
さよなら。と僕らの部屋を出ていった


君の声がいつも耳に
耳の奥に染み込んでる
涙混じり小さい声
胸に突き刺さる


引き止めようと出した右手するりとかわして
滲む君の背中がヒカリ、消えていく


言えなくなった言葉達を
君に伝えていれば、素直になってれば

後悔、糸で縛られた
力を入れたらすぐ切れそうな気持ち


君の夢をいつも見てる
目が覚めて微かにぼやける
手を振りながら微笑む君
涙が止まらないよ


今も君がとても愛しい
時間よ戻ってくれないか
縛られてる君への想い


―もう1度逢いたいよ

2005/09/08 (Thu)

[97] 親子
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鍵閉めたか悩んでる僕に


『心配しすぎよ』と


心配性の母が言う。


ふふふ。
変なの〜。

2005/09/08 (Thu)

[98] 心雲
詩人:安曇 [投票][編集]

心に浮いた雲が
ゆっくりと赤く染まり
僕の想いも赤く染めて
僕の目も赤くなった




願いが必ず叶うと
いつから思えなくなったのかな

叶わぬ願いが胸の奥をちくちく突いている


願いは相も変わらずに
僕の中で増えているよ

涙が流れてしまう
時には泣いてもいいよね


君の幸せを祈るね
叶わぬなら何度でも

そして
二人の幸せをこっそり祈るね
叶わぬなら何度でも

祈るよ、想いをこめて




心に浮いた雲が
ゆっくりと赤く染まり
僕の想いも赤く染めて
僕の目も赤くなった


   君の前だから

2005/09/12 (Mon)

[99] 小さいけど大切なこと
詩人:安曇 [投票][編集]

肌刺す風を、二人して浴びて
寒いね。と笑う


くだらない話で何時間も二人、車の中に


些細なことでふふふ。と笑いあえる
君といると


僕の右手は君の左手と
同じ温度


心地よい空気、穏やかな笑顔
大切です


―小さな優しさの粒


―小さな幸せの粒


―小さな宝物


―小さいけど大切なこと


君と出会って、ゆっくりわかったの

小さい事も気付けるようになったの


不思議だね。

2005/09/11 (Sun)
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