詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
今 感じている
この苦しみは
自分の弱さのせいなのか
それとも
もし 同じ立場に立ったら
みんな 苦しいものなのか
分からないから あなたは独りで
また 抱え込んでしまうのね
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
時々
どうしようもなく
恋しくなる 人の温もり
誰かに 優しくすることが出来ても
誰かに 優しくしてもらえるのだろうか…
過去を 上手く整理できずに
また あの夢を見てしまう…
誰かに すがりつきたいくらい
苦しくても 誰もいないから
体を小さく 丸めて耐える
目を閉じ 耳を塞ぎ
唇を噛んで
そっと 心が鎮まるまで
寂しさ 拭いきれないまま
それでも…
今日もなるべく 笑っていよう
つらいことがあっても
涙を流すわけにはいかない
頼れる存在 甘えられる人がいない
心の内を 明かすことが出来ない
「仕方ないよ」や「なんでもないよ」で
いつも その場を誤魔化して
「大丈夫だよ」と 笑って見せる
ホントの自分を 殺し続けて…
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
目に見えないものばかり
追い求めてた
本当の幸せとは 何なのか…
愛されたいと 強く願った
本当の愛とは 何なのか…
気持ちが 自分に向いている
そんな証拠が欲しかった
嫌われることが 恐くて
怒ることもして来なかった
…優しかったワケじゃない
キミに 気を遣い
傷つけないように
傷つかないようにしてただけ
本当のことが言い合える
そんな二人になれたら良かったのに…
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
最近 なにも楽しくない
悪戯に 死を口にするつもりはないけど
どこか遠くへ行ってしまいたい
ここから消えてしまいたい
もうなにも考えたくないし
なにも感じないでいたい
身も心もボロボロ
病院に行けば 多分
簡単には 帰してもらえない
なんのために 生きているのだろう…
誰のために 頑張ってきたのだろう…
大切なものを 見失ってしまった
なにもかも要らないのかもしれない
今はただ 静かに
安らかに眠っていたい…
そのまま目覚めなくてもいいから
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
自分の感情は
間違っていない
確かに 腹が立ったから
怒ったんだ
けれど
その感情を 何度も殺してきた
ただ
嫌われることが恐くって
キミに嫌われたくなくて…
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
時々 分からなくなるんだ
自分は 確かに
相手に傷つけられて 嫌な思いをした
許せないと思った
自分の優しさや親切心を
利用されて 踏みにじられて
心がボロボロに 軋み歪んだ
だけど それなのに
まだ 心のどこかで
相手のことを わずかでも
信じたい気持ちが 転がっている
また騙されてしまうかもしれない…
また裏切られてしまうかもしれない…
その不安がないわけじゃない
もっと自分に合う異性が
他に いるのかもしれない
それなのに どうして?
自分が 傷つけられた相手にさえ
もう一度 手を差し伸べようとするの?
自分でも 分からないんだ
相手の思うツボかもしれない…
それでも やっぱり
心のどこかで 引っかかる
自分は優しいのか それともバカなのか
その答えは どこにあるのか
心内の葛藤に
今日も 誰も気付かないまま
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
散っていった 魂が
そっと 空へと帰って
暗い闇を 静かに照らして
私たちを 見守ってくれている
忙しさに 振り回されて
俯いてしまいそうになるけど
もう そばに寄り添うことは
叶わなくなってしまったけれど
見上げれば ほら
いつだって そこにいてくれる
時々でいいから
気付いてあげて欲しい
月日が幾つ 経ったって
あなたは 決して独りじゃないよ
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
月が白く 闇を照らす夜
眺めていると なんだか
1つの鏡のように見えて
なにか 問われている気がして
静かで やわらかいその光は
心の内側へ 射し込んでくる
「自分に 嘘をついていませんか?」
ボクはそれ以上 真っ直ぐに
見つめることが出来なかった…