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♪羽音♪の部屋  〜 投稿順表示 〜


[94] 鬱金香
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


白い花が咲いている
白い花が咲いている


夕日に照らされ
真っ赤に染まる


悲しく 悲しく染まる

諦めたはず
諦めたはずなのに


いっそ忘れてしまいたい
鬱金香の白さのように

白い花が咲いている
白い花が咲いている


風に吹かれて
静かに揺れる


虚しく 虚しく揺れる


忘れたはず
忘れたはずなのに

いっそ諦めてしまいたい
鬱金香の儚さのように


白い花が咲いていた
白い花が咲いていた


2016/01/14 (Thu)

[95] さくら
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

独りで見上げる桜
今宵はまさに見頃
夜風に吹かれ舞う花びら


私の中で本当は
答えはでているはず
この恋に実りはないと…


あれは禁断の恋
実ってはいけない
遂げてはいけない想い

道を見誤った私は
桜のように咲き誇り
見事に儚く散っていった


アナタを支えられるだけで…
近くで見ていられるだけで…


それだけ
たったそれだけの望み
密かな幸せ

今では、それこそが
贅沢な望みだったと知る


独り見上げる春の宵
宵の桜 杯にひとひら


はらはらはら
はらはらはら
夢いずこ


儚く散る桜の侘びしさよ


ちるちるちる
ちるちるちる
夢いずこ


儚く舞う恋の寂しさよ

2016/01/15 (Fri)

[96] 認めない
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


好きだから
傷つき傷つけ
好きだから
朝がくるまで泣いた


あの日々を思い出すと
今でも胸が苦しくなる

こんな気持ちに
気づきたくなんてなかった


心がボロボロに
なっていく中で
感情を失う


「好き」という気持ちさえ分からなくなっていった

ただの無感情


いっそ「嫌い」に
なれたら楽なのに


こんなの恋じゃない

自分の気持ちを認めない
認めたくなんかないから
アナタに沢山
悪態をついてみた


好きなんかじゃない
好きなワケがない
だってこれだけ
悪態がつけるんだもの

このままアナタに
嫌われれば
ある意味、ラッキー


見込みさえなければ
諦めもつく


いっそ早くして下さい
いつもの報復を
私を壊すのが最初の
目的だったのでしょう?


いつもの報復と引き換えに
本当の意味で
アナタと縁が切れる
永遠に


その方が楽に
なれるのかもしれない自分の気持ちと
向き合う必要が無くなるから


寧ろアナタと向き合う
以外に手立てがない


この気持ちを
アナタの前で
認めるしか無くなるほど
追いつめられることの方が
よっぽど怖い


だからお願いです
引いて下さい


私は知りたくない
自分の気持ちを
知りたくないけど
今でも胸が苦しいの


だから自分にも
アナタにも背を向ける

何も見えない
何も聞こえない
何も知れない
何にも触れられない


これでいい
これでいいの


2016/01/16 (Sat)

[97] 合格
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


忘れた頃にやってきた
一通の嬉しい知らせ


寒さの中に
ホンノリ春の色


大きな紙に
合格の2文字

大学受験以来の
嬉しさがこみ上げる


今まで頑張った甲斐が
あったと言える
これからも頑張り甲斐が
あると言える


これでまた夢へ一歩
近づいた

2016/01/17 (Sun)

[98] 恋の味
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


少し前に体調が悪いって
言ってた彼
大丈夫かしら…


どんなにお調子者で
有り得ないくらいに
ドSでも
どんなに意地悪で
たくさん傷ついても
やっぱり嫌いには
なれないから
心から心配してしまう

私も一時期
恋に盲目だった
恋に落ちるって
一種の催眠だね


盲目状態の時は
ドキドキというより
一緒に居られることが
まず何よりも
凄く嬉しくて楽しかった
どんなモノも風景も
アナタが居るってだけで
何でも素敵に見えた
それはとても幸せで…

本当に魔法が
かかったみたいだったよ
恋は盲目とは
よく言ったものね
甘く甘く甘ったるいくらいに
私の心は煮詰まっていた


でもそれは
長くは続かない
盲目を克服しなきゃ
いけない日は必ず来る

夢見るときが過ぎて
お互いの色々な面を知った
夢から覚めたから
気持ちにあの頃のような
輝きはない


けど悪い面も良い面も
色々なアナタを見るようになったら
あのとき感じなかった
気持ちが芽生えたの


なんでこんなに
ドキドキするんだろうなんでこんなに
アナタの前だと
恥ずかしいんだろう
なんでこんなに
胸が苦しいんだろうって

たまたま触れた
お互いの指先…
そんなちょっとした事に
ドキドキしてしまうの

盲目という催眠から覚めて
本当のアナタに
恋をしたの


恋の味って
色々あるのね


盲目の恋は
砂糖たっぷりな
甘ったるいイチゴジャム

本当の恋は
酸いも甘いも味わう
甘酸っぱい大きなイチゴ


私は砂糖の甘さより
自然な甘酸っぱさの方が良いな…

2016/01/19 (Tue)

[99] ぼっちの音楽修行
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


母に言われた
「アンタも今年で25よ!良い人は居ないの?」と


「結婚の事も
そろそろ考えなさいよ」

結婚相手どころか
恋人さえ居ない私には
ウエディングとか
全く想像がつかない


それどころか
ファーストキスもまだ
恋はしたけど所詮は
片思いで私はとっくに
賞味期限切れ

だから
「結婚はまだ?」
「孫も抱きたいんだからね」

という言葉が凄く痛い
胸にグサリと突き刺さる


でも私、今はまだ
結婚願望とか無いの

まだ音楽修行途中の身だから


恋愛もデートも
したことないのに
恋だの愛だの浮気だの男と女だの歌ってる


片思いだったけど
アナタは少し夢を
見させてくれた


抱き寄せられては
ドキッとして
囁かれては
胸が破裂しそうになって
指と指が少し触れただけで
恥ずかしさで
いっぱいになって
ずっと俯いていた

一緒にご飯を食べにいって
アナタと楽しく笑いあって


デートって
こんな感じなのかな
カレカノ…恋人って
こんな感じなのかなって思えた


でもアナタは
結婚していたし
娘さんだって居た

それにアナタと私は
先生と生徒
だからアナタがいくら
ちょっかいを出してきても
私は生徒のままで居た

素敵だけれど
切ない失恋だったよね
なんで好きになった相手がアナタだったのか…叶わない恋なんて
苦しいだけなのに


でもあの経験は自分の芸術に生きてる
アナタとの叶わない恋が
オペラのキャラクターに命を吹き込む

恋の喜びや切なさ
苦しみや怒りを
歌の中で表現できるようになったから

やっとここまで来たの
あのとき経験した思い出も感情も恋心も
無駄にはしたくないから

結婚よりも自分の芸術を磨きたい

結婚よりもオペラの都イタリアへ

1人前のオペラ歌手に
なるために

ぼっちの音楽修行希望

2016/01/20 (Wed)

[100] 正夢
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


もし覚めない夢が
あるのだとしたら…
嘘でも良いから
ずっとずっと
騙し通して欲しかった

夢に溺れるための
優しく甘い嘘

たとえそれが
正しくなくても
私の淡い恋が
叶わなくても
良かったの


ただずっと
一緒に居られるなら…

どんなに辛くても
悲しくても切なくても
相手が好きな人なら
いくらでも素直になれた


初めから勝敗なんて
決まってること

アナタに恋をした私が
アナタに勝てる訳がない

ねばりにねばって
圧倒的なアナタの勝利
アナタに適うはずがない

未だに揺れる心に
困惑しているのだから…

アナタの望む結末に
従いたいと心は言う
もはや私の意志や理性では抑えきれず
心は暴走気味

気は晴れたり曇ったりで
常に不安定

なんでこんなに
もどかしいのだろう


もし覚めない夢が
あるのだとしたら…

正しくなくて良いから
ずっとずっと
アナタの甘い嘘に
騙され続けたかった


だって覚めない夢だなんて それはもう現実
リアルだから…

夢は夢でも
かけがえのない正夢

2016/01/21 (Thu)

[102] 愛しい日々
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

私の愛しい日々たちよ
どうして君たちを
忘れられようか?

愛する日々は
色とりどりに
キラキラと輝き
私に幸福と心の平安を
もたらした


あぁ、遠ざかる幸せよ
もう一度この手で
抱き寄せられたら…

偽りの人生の苦しみに
恐れさえ愛してしまえたら……


アナタの笑顔と
眼差しを私の大切な
宝物として

それだけを胸に
生きていけるのに


私の愛しい人よ
今は傍に居なくて
とてもこの身では
愛を語ることは出来ないけれど

愛する思い出の花束を
抱きかかえた私は
今、とても幸せです


あぁ、過ぎ去った日々よ
もう一度、時を巻き戻せたなら…

偽りの人生の苦しみに
恐れさえ愛してしまえたら……


アナタの笑顔と
眼差しを私の大切な
宝物として

それだけを希望に
生きていけるのに


2016/01/23 (Sat)

[103] Pioggia
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

「さよなら」を
告げたあの日

私は全てを捨て去った
アナタとの写真も
アナタのピアノの音も
アナタのアドレス帳も

携帯の画面に映る
「消去しますか?」の文字…

「はい」のボタンを押す手が震えた

言葉では言い表せない恐怖を感じたの

それでも私は消去を選んだ


叶わない夢を
叶わない恋を
追うのに疲れたの

希望を持ってはいけないから

全てを消し去った


それなのに
私の頭からは
私の心からは
消えてくれない

いまさらアナタの笑顔が
いまさらアナタの優しさが

笑い合ったことも
喧嘩したことも
沢山の思い出が
キラキラと溢れてきて
いまさら恋しくなるの

「いけない」って
分かってるのに…


「キライ キライ 大キライ」


希望を持たないために呟いた呪文は
私が今でもアナタを
好きだって事を自分に
思い知らすための言葉でしかなかった


「さよなら」を
告げたあの日

二人の間には雨が降っていた

アナタは雨男で
私は雨女で

一緒に居るときは
いっつも雨だったね


今でも私の心には
大粒の雨が降り注いでいる

2016/01/24 (Sun)

[104] 階段落ち
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


いつも私は
よく転けるし
階段から落ちる


そんな私を
よく知っていたのか
一緒に居るとき
私が少しでも躓くと
アナタは咄嗟に
支えてくれたり
抱き留めてくれた


「おっと、危ない」って言って

そんなアナタが
心強くて格好良くて
大好きだった


いつも私は
よく転けるし
階段から落ちる

久々に滑って
階段から落っこちた


外で「ひあっ」と叫び
尻もちをついた
横を見ると
男女の集団が居て
落ちた瞬間から
見られていたみたい


片足を上げたまんまで
靴まで吹っ飛び…

痛みで涙目になりながら
ふとアナタの言葉を
思い出した

「僕が傍に居るときは
絶対に守るから。
転ばせないから。」


「………」

痛い、痛いよ
強打した痛みより
心が痛いよ


そして酷い痛みが
消えないなと思ってたら
尾てい骨にヒビが
入っていた


「…………」

私はアナタが居なきゃ
自分の身さえ満足に
守れないのかと思った

2016/01/25 (Mon)
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