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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[97] 岐路
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ここ最近、
オレンヂの太陽ばかり

見ている



左手の震え
止められズ

鼓動の高鳴り
抑えられズ。



溢れ出す夢は、
堪えたままに

飛び散った





空に届きそな
虚しさの壁


くだききるまで

あと少し
待ってほしいよ




ほんの1分あれば

死ぬことも
生きることも


捨てることも

できるだろうから

2007/08/10 (Fri)

[98] 静寂を破るヒト
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嗚呼、壊れた。



いま

壊れたよ



それは突然のこと


青天の霹靂




音も立てずに,

きみが見えなくなった

夜に




あたしはひとり


名前のない猫




コトバを買い被り,

疎まれた



なつの向日葵を

折り曲げた




花びらを黒く染めて


現と幻を

泳ぎだすの



息継ぎのないクロール


裸足のままで





夜の真下


追い詰められた感覚





シャボン



嘘の温度





泥を塗った壁画は

どれも全部


切り裂いちゃおう




そんな日々には

蓋をしちゃおう





空を赤く魅せた



赤く魅せた




後悔のナミダ

2007/08/10 (Fri)

[99] 灯火
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瞬間、わらったまま

時が止まって


次の瞬間

せかいは
後ろを向いた


なんて、都合が好いの

キスしようよ
今すぐ


例えば
求めるものが

そこになくても


瞬間、ふるえそうに

きみは頷いて


次の瞬間

せかいに
色が付くんだ


目を開けば
昨日が泣くけど

やっとぼくは

今日を生きるよ


見離された明日が
ずっと

待ってる


ねえ
月明かりの筆で

何を描こう?


壮大なミライもここでは叶う


流れ星のおまじないは

必要ない



ねえ
ぼくはきみの
ワガママに

振り回されてるときが


いちばん好きだよ


だって
きみのためだけに

いま生きてると

思えるから


もっと、傍に来て
体温をわけて

ぼくを選んでよ

どんなときも


星明りのキャンバス

きみの言葉で
埋め尽くしたいから


わらってよ


もう一度
せかいが

目を逸らすときまで


2013/11/08 (Fri)

[100] morris
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誰も愛さずに
生きてゆけたらな


傷ついて
涙することも

ないのにな





こんなにも苦しい

塞がれた
ボクの胸が


たった一輪の薔薇を
望んでしまった

だけのことで





空の色が
180度

変わってしまう

なんて。





思いも、しなかったんだよ





響く重いベース音
冷えた心に染み込んで


ボクは
ただ、がむしゃらに

モーリスを
掻き鳴らしてた





もう
夢見ることも

許されないの。





あなたの瞳の奥

ずっと輝いている
誰かさんは


きみの

ちっぽけな
想いの芽を踏んで





ああして
ボクらと同じように


他の誰かを

また
想ってるんだろう





どうして

恋は
一方通行ばかり


帰る居場所が
何処にもなくって





ギター1本で
飛んでゆけたらな


灰みたいに
溶けて

消え去ってしまえたらな





考えること

なんて
せずにいられたら

明日を泳ぎきる
自信だって

あるのに





ああ、夜明けだ

空が痛い





現実が

また
ボクを呑み込んでく




2012/04/20 (Fri)

[101] 籠の鳥
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死んだよ。





音も立てずに






・・・震えてた。






おんなじ
独りぼっちで

生きてきたから




単なる強がりだって


もう

見抜いちゃってるの?






白い息で
吹き消して


あたしの存在まで

溶けちゃいそうだよ





ねえ

御主人様

2007/08/11 (Sat)

[102] あたしは玩具
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あたしは玩具

きっと玩具


だから愛されない


きっと玩具



弄ばれて、痛んでる


誰かの、思い通りの世界を、

作る為の


それだけの用途


ただの玩具



それでも
貴方が言う様に

何にもないよりは


選ばれるだけ

ほんの少し位
救われていたり、するの?




だけど
最期は同じ終わり

いつもいつも
バッドエンド


なのに

あたしは
自分を削り続ける


見返りが欲しい
訳じゃ、ないけど



求めちゃだめ
救いも癒しも

あたしは全てを
提供するだけ


声にしちゃだめ

でもね、多分
言葉にならない


この気持ちに
名前なんてないよ


あたしは玩具だもの

名前なんて、貰えない




あくる日の朝

愛してよって
真剣な眼差し


目を見て、言った

振り絞って
言ったの



でも貴方には、
届かないね


判ってた

所詮、その程度



愛してるだろ?
なんて



ねえ知ってる?


それを世間は
傲慢というんだよ?



愛されたい

見かけじゃなく


演技じゃなく

全てじゃなくていい



本質的に、本能的に



手放したくないもの、
になりたい


愛されたい


それは、我が儘ですか?
叶わぬ願いですか?


泣き言にしかなりませんか?



けれど

当たり前な事ほど、不自然で

やってのけてみせても
歯痒くて


世間は冷たい


感心は、してくれないよ


評価されたい
訳じゃ、ないけど



夢を見ている貴方の為に

何故、あたしは
忌々しい現実を

覆い隠さなければならないの



苦しいんだよ

呼吸も瞬きも

一瞬の内に
消えてなくなる




だけど、
あたしは玩具

きっと玩具
ずっと玩具



ねえ知ってる?

こんな大金も

玩具の前では
紙切れにしか
ならないんだよ?

2007/08/11 (Sat)

[103] 斜陽
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呼び止められ

振り向いた
その瞬間

すべて
壊されてしまった










気紛れと闘っても
もう

意味はないよ










振り払った手と
雑念と


君への想いと










侵食されそう










再び此処に
戻ってきてしまうなんて










言葉にはならない
激しさが

心を支配している










何処かへ
消えてしまいたかったのに










君が止めた










その罪は重いよ










これから
如何やって

対峙すればいい?










答えなんか
持ってない癖に










エゴだけ
押し付けて


観察日記に夢中










ぼくを試して
笑っている










"世界は
誰のものでもない"










虚実に隠した
本音は





轟音に

かき消された










斜陽










飲み込めない現実に
呑みこまれて





また屋上へと
階段を

駆け上がる










今度は止めないでね










...だって、

そんなの
身勝手すぎるでしょ

2008/02/07 (Thu)

[104] 下駄箱の秘密
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よく夢に見てた。



下駄箱あけたら、

ラブレターばっかり
敷き詰まってる

そんな夢



少年は夢に見てた。



下駄箱あけたら、

チョコレエトばっかり
積み上げられてる

そんな夢





下駄箱はね、



下駄箱はネ





秘密の扉。





僕を毎日
ドキドキさせる

不安な今朝の
心模様さ






だけど


ねえ。




気づいたんだ





僕がホントに
欲しいのは

沢山の愛ぢゃない




僕がホントに
欲しいのは

その場凌ぎの嘘ぢゃない




きみの手紙、
きみのチョコレエト


きみの愛が欲しいな




きみが欲しいな



きみが欲しいな





きみのことだけ
考えてたいよ




心をきみで

いっぱいにするの





きみが欲しいなあ...





口笛吹いて
いつもの通学路


そんな感じで
過ぎてく今日も



ああ、やっぱり。


空っぽの下駄箱です




...残念。






"下駄箱の秘密"



僕はまた、
ドキドキを繰り返す

2007/08/13 (Mon)

[106] てがみ
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真夜中、綴った
キミへの手紙


もう渡すこともないから
届くことも

ないんだけれど



捨てられないのは、
何故だろう



重すぎる


一枚の切れ端に
詰まった想い





空へ飛ばしたツマサキが
キミの頭を掠めても

キミはなんとも
思わないんでしょ?



思いのままに
動くなら


チョーク

喰らわせたのに



どうしてだろう




まだこんなにも
好きだなんて




阿呆らしいと

笑えばいいよ



花壇の睡蓮
引っこ抜いて

手紙のように


ぐちゃぐちゃに
踏みつけても


それはきっと
よみがえる




あの頃の2人と共に



幾らだって



季節は廻る。
廻る。廻る。



キミもまわる

あたしのなかで



何処へ行っても
いつも笑ってる


どうしてだろう




まだ

こんなにも

好きだ・・・。

2007/08/13 (Mon)

[107] 三日月
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ヒトミが死んでる


呼吸感じたいのに、
それすら寂しい



現実に甘んじる

と云うなら



弱者はあたしだけで、
十分です。






未だ乾かない、
ダークのマニキュアに


薄付きの黄色い月は



『あなた』



心に宿る
あたしの光








掻き鳴らすほど、
上手くはない


笑えるほどの
ハナシぢゃない



抱きしめるほどの
ことでもない





だけど。



触れてるその時だけは、
あなたが近い


あなたとおんなじ
時間に居られる







月はやがて落ちます


足下はひとりぽっち




泣きたくなったら、
ここへおいで


帰り道まで
連れてゆこうか。

痛みや弱さも
もらい受けて






そのやさしい眼差しが、

何度あなたを
語るでしょう





雨はいつか、止みます


太陽は、微笑みます





だから。



今は休んで

この腕で。

2007/08/14 (Tue)
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