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感想掲示板  〜 記事No.79に返信します 〜

[79] 煉獄怪談 弐
投稿者:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き

卒塔婆の話

Kさんは、昔実家にいたころ、 六歳のことと記憶している。 祖父から頼まれ祭りに使う提灯を取りに行くことになり 自転車で神社に向かう。 神社には倉庫がありそこに提灯がしまわれている。 どうやら壊れた提灯を修復して、 再び倉庫に保管するらしい。
倉庫に入り、提灯の入った段ボール箱を荷台にくくりつけ自転車で家に向かう。 その途中何者かにつけられているという感じがしたので、 自転車から降りて、誰がつけているのかそっと物陰に隠れ見てやろうとした。 しばらくして、ズルズルと何かを引き摺る音がし、自分が来た方から30センチくらいしかない背丈の毛の生えた人間でも動物でもない変な奴が木の板を引き摺りながら歩いてくる。 よく見ればそいつが引き摺っているのは卒塔婆で、見てはいけないと目をつむり音が通りすぎるのを待った。そいつがいなくなると、あわてて家に逃げ帰った。

2019/01/14 22:09
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