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凪都の部屋


[69] 光化学スモッグ対策を
詩人:凪都 [投票][編集]


頭からかぶさる
太陽のブランケットに
一つ眉間にシワを寄せ

転がるように歌う
アスファルトに一人
下駄のリサイタルなんて
誰も聞いていない


道路の彼方

蜃気楼に手を振られ
そうな気がする昼下がり

左手に握った
一昨年買ったスコップ
まだ土に
濡らしたことが無い


揺れる地平線
黙して熱中症
行き倒れの昼下がり

今年も濡らせじまい

2006/08/17 (Thu)

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