詩人:放射能 | [投票][編集] |
軟弱
貧弱
虚弱
衰弱
お似合いだよ
俺はひとりで
みんなを仲間ハズレに
してやったぜ
そんな芸当も
できないのか?
される側も
考え方ひとつで
する側に大変身だ
そして
俺は笑ってたぜ
お前達は複数で
一人を笑うんだろう?
情けないとは
思わない思考の
持ち主
多数の正義
そこに俺は
自分勝手な幸運を
引きつれて
きてやったぜ
俺の視点は
何も苦にならない
そうできている
何よりも
何度でも思う
弱音は吐かないと
詩人:放射能 | [投票][編集] |
道をたずねられて
答えたあの娘は
次の瞬間
あいつのよそ見運転に
はねられて
あいつは
後悔でいっぱいの
その日の夜に
通り魔に腹を刺されて
病院に運ばれる頃
包丁を持って
暴れてた彼は
正義の味方に
射殺されて
ピストルで人を
うち殺したヤツは
こわくて
彼女に電話して
会いにいく途中
エモノを狙って
うろついてた強盗に
襲われて
金を手に入れて
浮かれていた二人組は
遊び終えた時
娘を交通事故で
亡くした母親の話を
聞いて
涙をながしたのさ
人が人を
信用できないから
犯罪は犯罪で
なくならないから
誰もいらない
詩人:放射能 | [投票][編集] |
廃人クラブに顔を出し
666
ナンバーをもらい
個室にこもり
廃人になってみる
なんと清々しい!
人間やめましょう
正気を持って
生きていたって
いい事ないよ
人間やめましょう
人生逃げましょう
君達が何を言っても
何を書いても
何も変わらないさ
何もしなくてもいい
いなくても構わない
無理して
我慢して
居続ける事ないさ
廃人になったら
何も関係ないさ
人間やめましょう
人生逃げましょう
それが勝ちだよ
廃人クラブは
平等に微笑む
君達の前に
ぶらさがってるよ
さあ君も
廃人クラブに
レッツゴー!
そして
レッツトライだ!
君も
人間をやめられる
賢い人間のやめ方
上手に
人間をやめる方法
憧れの廃人になれるよ
栄光の廃人になれるよ
詩人:放射能 | [投票][編集] |
死にたくなって
くるんです
常に吐き気もするし
この体内のものを
ぜんぶ出したいと
思いました
それはぼくを余計に
混乱させたのです
足の中や腹やウデ
胸の中が空虚のような
かがみで見たぼくは
なにかあれていました
もっとぼくは
すきとおっていて
人にぶつからない
消えてしまいそうな
それがぼくだと
知っていたんです
それを
拒絶されてしまって
ぼくの行動が
ぼくのからだに
受け入れて
もらえなくなりました
ぼくの理想は
苦しんで
死ぬことだったと
思えます
だから
このからだが
どうなろうと。
詩人:放射能 | [投票][編集] |
責任重大な
生きることが
ここにこうしてぼくが
人というからだを
もっていることが
仕事をしたり
命令をされたりする
ことではなく
自分の法によって
さばかれる罪で
ひとりでぼくを
せめつけることが
なのです
そう
ぼくは
それをしなければ
ならないと
思いこんでいました
詩人:放射能 | [投票][編集] |
切り捨てるんなら
俺の生命も
四捨五入してくれれば
よかったよ
普通なら手探りの所を
夜目がきくから
今が見え過ぎて
先が見いだせないんだ
学歴で判断してくれよ
そうじゃないと
落ちこぼれる
お前達がそう望んだ
俺はただ守った
自分の事は
どこまでも
ふてぶてしく
タンスの奧なぞに
置いておきながら
求めるものが多すぎる
お前達の不出来は
俺達の不出来なんだよ
詩人:放射能 | [投票][編集] |
4月
同じクラスになった
これからは
廊下を通る時に
君をさがさなくて済む
5月
教室内で
君の可愛さだけが
浮き上がっていく
僕の想いを引き連れて
6月
文化祭の準備で
夜の九時に帰り道
心細げに歩く君に
何が起こっても
守ろうと決心する僕が
後ろにいた
7月
君の髪をゲットした
シャーペンを盗んだ
ごめんね
コントロールできない
ボルテージが急上昇
8月
何の陰謀か教育か
学校に行きたい
夏休みも冬休みも
返上してもいい
毎日が試験でもいい
逢える努力を忘れずに
9月
40日の悪夢が
変化に見えるのか
マジックが
行われたのか
僕の下品な想像に
君は笑顔で返したよ
10月
ハッピーバースデイ!
直接は言えないけど
プレゼントは
気持ちのみだけれど
家族や友達や
勉学を凌駕する
そこに隙間はない
11月
誕生日に
君からもらった
と想定したケーキは
コクとキレが深すぎて
君の愛も深すぎる
12月
寒さは
氷点下を超え
僕の気持ちも
超えるかな
君と駈け落ちする夢を
一緒にいられる夢を
どうぞ大凶を引く僕に
どうぞ大凶の僕に
詩人:放射能 | [投票][編集] |
もっと生きるのか
更に生きるのか
貪欲に生きて
医者の世話になって
武装一筋の戦時中でも
最前線の国境を
踏み越えても
叶いそうもない願いは
ひとつだけ
生き抜いた後ならば
妻に会えるから
子供に会えるから
土産はないけれど
生きて帰る事が
最高の土産だから
俺を連れ帰ろう
身体に埋まったままの
タマも一緒に
俺を連れ帰ろう
連れ帰らせてくれ
苦しみぬいた後
死んだとは伝えないで
話したい事がある
勇敢に戦っても
臆病に戦っても
死人に口はない
俺の戦争じゃない
国の為とはいえ
俺の為にはならぬ
闘争本能品切れ中!
生きる権利が
あるのなら
死ぬ義務はないさ
逃走本能全開中!
戦場に炎上に恩情に
感情に
戦うのなら
決めた奴ら同士で
戦ってくれ
自国民を戦地に出す
上などいらないさ
なぜ銃を
持ってるんだろう
なぜこんなところで
守りたい妻と
子を置いて
話したい事がある
勇敢に戦っても
臆病に戦っても
死人に口はない
俺の戦争じゃない
国の為とはいえ
俺の為にはならぬ
:
詩人:放射能 | [投票][編集] |
「雪は
何処から
落ちてくるの?」
「それはね
雪は
雲が少しずつ
落ちて
いってるんだよ」
「じゃあ雨は?」
「雲はね
ワタみたいに
空気中の
水分を取り込んで
重くなったら
落ちてきちゃうから
自分でしぼって
雨として
降らすんだ」
子供として
こんな答えを希望した
理科で
知りたくなかった
事を知って
僕の夢見るは
終わったよ
大事なのは想像だった
それを笑う
理科と
学校のみんなが
嫌いです
ひとりぼっちの想像は
必要ないんだね
お花を置いて下さい
僕の席に
誰も座らないように