我が子の寝顔

見ていると

疲れも悩みも

どこかに消える

なんの夢を見ているの？

口をモクモグ動かして

天使のように微笑んで

両手を伸ばして

僕の指にしがみつく

可愛くて可愛くて

しかたがないから

頬よせ 頬よせ

おやすみなさい

なんにも不自由なく

仕事も忙しく

家族もいて

友達もいて

幸せな毎日なのに

この季節になると

なんだろう

もの悲しい歌ばかりを

口ずさんでしまう

『ばいばい ばいばい

忘れてしまうしかない

悲しみに…』と

我慢 我慢

我慢の毎日

人の噂 人の小言に

我慢 我慢

聞いてもいない自慢話しに

我慢 我慢

通勤ラッシュの割り込み相手に

我慢 我慢

愛想の悪い レジ打つ女に

我慢 我慢

コンビニ前でたむろする ものがき達にも

我慢 我慢

約束できない周りの奴らに

我慢 我慢

血生臭い 事件ばかりが流れるニュースに

我慢 我慢

我慢の毎日

君の笑顔

君の声

君の香り

君の寝顔

君のぬくもり

君の悩み

君の泣き顔

君の唇

君の…

…は

すべて僕のもの

小さな幸せ

たくさん集めて

大きな幸せ

　色んな所に

　色んなドラマがある

　人それぞれ

　一人一人が

　主役なんだ

　自ら命を絶つなんて

　つまらぬドラマに

　なるだけだ

　ギャンブルは

　勝って終わりじゃない

　負けて終わりだ！

　今はまだ

　ママのお腹で

　すやすや眠る

　我が子に頬を

　あてがって

　話し掛けては

　我が子に夢見る

　そんな日々が

　幸せです

　　　　　　　　　　　　　秋の空見て

　何思う？

　夕焼け見たら

　涙がにじむ

　君を思って

　涙がつたう

真面目に生きると

自信がつくね

自信がないから

いきがっていたんだな

やっと気付いたよ

馬鹿だなぁ俺