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サエの部屋


[13] エンドロール
詩人:サエ [投票][編集]

隙をついては
人目をぬって
奪われる唇

冷たい唇が
気持ちいいなんて
わたしも
ほとほと浮かれてる

目が合うたびに
早くなる鼓動を
こっそり触れられるたびに
跳ね上がる鼓動を
早くあなたと分け合いたい

予告もなく鳴る電話
油断してると
足元すくわれるから

あなたのかわいいに
もうそれほど価値なんてないから

あなたから離れる口実はある
リミットも近い

あとはそれに理由をつけるだけだから
自分を納得させるだけだから

2020/03/03 (Tue)

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