詩人:ジャガー | [投票][編集] |
目を閉じるな臆病者
開き直るな卑怯者
常に走っていたかったんじゃない
常に独りぼっちを望んでなどいない
多分
見せ付けたかったのだろう
人生という
大きいスケールの表現で
歌いたかったのは
自己満足ではすましたくない程の
素晴らしい曲
社会に絶望してる
こんな世の中を悲観してる
現代も過去も未来も
鬱陶しくて仕方ない
誰かに聞かせたくてたまらない曲なんか
もうずっと書けてないのにさ
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
歌う詩と
語る言葉の矛盾
むしろそこが面白い
僕らは演じる生き物で
いくつもの顔を
持って生きる
その中で
一貫性を持つ所が
やけに輝いたり
そして矛盾と共鳴する
だからもう恐れない
犬は死んだ
口達者が今日も語る
嫌われる事も
恥をかく事も
決して恐れてはいけない
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
今までなんて
まるで無かったみたいに
何も語らなければいい
何も思い出さなければいい
形にならないものは
存在などしないし
心だって
未来を望んでるはずだけど
そっと胸が震えた
きっと"愛"なんだね
言葉にできない程
泣いて 笑って
痛みと苦しんで
ねえ?愛なのかな
また夢を見たんだ
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
落書きだらけで
バグったこの思考
故障かな?と思ったら
マニュアルを開けて
飛び込む詩の羅列
脳を開けて
中身を見せろ
どの辺がどう変なんだ
そのうち体に潜む
何人もの自分が
お互いを殺し合ってしまうぜ
心の奥 静かに
眠るように
膝を抱えてる
少年みたいな純粋さが
泣きながら
絶望してる
まあそれは置いといて
人を馬鹿にしたジョークで
腹を抱えて笑ってしまおう
「悪魔」と指を刺されても
「偽善者」と指を二本
刺し返せばいい
そのうち体に潜む
何人もの自分が
お互いを殺し合ってしまうまで
隠れた本音が
いずれ塗り替えられるまで
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
きっかけはなんだっていいさ
そこに本当に喜びが
生まれたなら
もともと僕らは
自分勝手な生き物でしょ?
道徳や教育で整えても
仕方ないものは
仕方がないのであって
自己犠牲の美学も悪くない
確かに美しいけど
それだけだとやっぱ
なんか違うよ
偽物と言われてもいい
きっかけはなんだっていいんだ
あの頃
隣にはいつも君がいて
僕は確かに
愛を歌ってた
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
頭悪そうな髪の毛の色して
頭悪そうな格好で
頭悪そうな喋り方で
頭悪そうな内容の無い会話
意気がりながら
勘違いしながら
自分の価値観に
身を任し振り回す
若い女を見て
無償に殴りたくなった
俺はなんて
つまらない大人に
なってしまったんだろう
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
もがくもがくもがく
限りなく狭い通路で
キョロキョロキョロキョロ
あたりを見回しても
横は一面壁
前と後ろに狭い通路
悪あがきするな
じっと受け入れろ
いや駄目だ逃げろ
脱出路ならあるはずだ
悪い夢か
以外と心地好いけども
何か 何だか 何でだ
悪い予感が膨れ上がる
まさかまさかまさか
このまま一生終わるのか
まさかまさかまさか
何も成し遂げないで
まさかまさかまさか
まさかまさかまさか
早く眠らないと
明日も早くから仕事だ
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
生まれも違えば
暮らしも違い
環境が違えば
価値観も違い
性別が違えば
本能さえ違い
区別との違いを
説明して下さいな
誰に押し付けられたのか
非現実的で
響きだけはいっちょ前の
下らない主張
そもそも
そんな事でいがみ合う時では無いでしょう
危険はもうすぐ迫ってる
とにかく早く理解して
"今"どうにかしなきゃ
よく見なよ
あなたとわたしは
こんなにも違う
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
痛みを忘れるなら
そう 記憶ごとね
心が許さないみたい
頭ではわかってるのに
「せめて思い出だけは」って
都合良くはいかないものさ
水性絵の具の
薄い薄い色使いで
うやむやにしてきた
愛も夢も心も全て
多分
一生に一度きりだよ
こんなに理不尽な想いは
"けじめ"すらも
つけきれないのに
僕はわがまま過ぎるね
痛みを忘れるなら
そう 記憶ごとね
永い時間が掛かるだろうけど
静かにその時を待つよ
詩人:ジャガー | [投票][編集] |
愛しい程苦しいなんて
素敵ね 馬鹿みたい
昔の詩を読み返したりなんかして
思い出してもみるけど
歌声は取り戻せない
新しい曲に
塗り替えられてく毎日
いいんだ
これで
死に物狂いで
求めた思い出は
真っ暗で重い
深海に沈めたまま
水面を見上げたら
光が揺れている
あと少し泳げば
青空が待ってるかな