詩人:ジャガー | [投票][編集] |
しょーが無いでしょ
こうこうこうで
それはアレなわけで
寛大に行きましょう
世界が広けりゃ広い程
良くない事も起こりまする
まあまあまあまあ
まあまあまあまあ
響く 響く
まーまーまーまー
まーまーまーまー
見なけりゃいいさ
キョーミ無いでしょ
あちらもこちらも
あちらどちらさま
ああそういうアレですか
寛大に生きましょう
世界が広けりゃ広い程
他人などどーだって…
ね?
まあまあまあまあ
まあまあまあまあ
避ける 避ける
まーまーまーまー
まーまーまーまー
見殺し素通り
ぎゃーぎゃーぎゃー
キャーキャーキャー
わめく わめく
ザアザアザアザア
ザーザーザーザー
雨に飲まれて
怒れ
不条理を許すな
叫べ
助けを求めろ
囲め
不条理を許すな
怒れ
不条理を許すな
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下らない過去など
もう どうだって良かった
ただ黒い夜に飲込まれて消えそうな君を
強く抱きしめてしまいたかった
静か過ぎる夜は夏の匂いをしてた
カーテンを抜ける風が妙に涼しかった
孤独なんか幾度も
耐えてきたはずなのに
会えなくなる事が
これ以上無いくらい怖かった
人はなんて
弱過ぎるんだろうね
これからこんなに険しい坂を
登らなきゃならないというのに
そう 見上げた空は
いつだって遠いさ
遠すぎて歩く意味を
必死で探したりした
でも君を愛する以上に必要な事など
とっくに無かったんだよね
気付いていたよ
時が止まってたように永い記憶さ
いつまでも終わらない気持ちみたいに
これからの事さえ
もう どうだって良かった
ただ黒い夜に飲込まれて消えそうな君を
強く抱きしめてしまいたかった
静か過ぎる夜は夏の匂いをしてた
カーテンを抜ける風が妙に涼しかった
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目の前の不満に
理不尽に
あなたは満足したふりしてませんか?
よく考えて下さい
耳を傾けて下さい
誰かの声が聞こえませんか?
ほら、助けを求める声
見ないフリをしてませんか?
聞こえないフリを
知らないフリを
興味無いフリを
納得したフリを
仲間のフリを
いいんですか?
それはあなたの声でもあるのですよ?
消えてく自分
感じませんか?
都合の良い平和主義は
やがて悲惨な時代を招くでしょう
無知ほど恐ろしい事は無い
灰色に曇った空を始め
怒りや憤りにまみれた世の中を
好きに染めるのは結局
あなたの歩き方次第です
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それでも太陽が
僕らを照らす限り
滑稽でも無様でも
真実も嘘も
描き続けるんだろう
ノートに書き綴った
痩せた言葉達
気も遠くなる程
深い深い記憶だよね
あの時よぎった
悪い予感さえ
痛みごと覚えてる
住む場所なんか変わっても
僕が変わらなきゃ
変わらないみたいだね
光が眩しくても
眼を開けば歩いてゆけるさ
どうせ太陽が
僕らを照らす限り
滑稽でも無様でも
真実も嘘も
描き続けるんだろう
それなら
全て見てみたい
眺め続けていきたい
いつか君と見たような
青く美しい空をまた
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遠い程心地好く響くさ
山びこみたいにね
隙間無く詰め込むよりも
言葉はシンプルに少しでいい
窓に映りこんだ記憶の隙間
過去に一瞬だけ戻って
すぐに目覚めたら
しばらくぼーっと
景色を眺めていた
無愛想な君が
笑っていたり
急に泣き出したり
心はどうしてだろうね
たったひとつやふたつの記憶の欠片だって
あの時みたいに震える
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君が誰かを愛して
そして愛されていて
でもそれだけで世界が
平和だなんて
そんなふうには思わない
どこを見渡したって
何かしら弊害があって
いくつも傷を作りながら
人はやっと知る事が出来るんだ
これだけ荒んだ世界を
荒野を歩き続けるけど
やっぱりほら
何度でも人は
愛してしまうんだろう
そこに咲いたたったひとつの花
雨風に晒され
それでも美しくあろうと
僕らを魅惑し続ける
荒野に咲いた
たったひとつの希望
そこでやっと始まり
この次は種を撒くんだ
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夜景のすごく綺麗な場所を知ってるんだ
今度君を連れてゆこう
僕にとって一番
重要な事はやっぱり
君がいる事だ
愛ってなんだか
よくわからないや
そんなの知らなくても
僕らは触れ合ってる
エゴだエゴだって
いくら言われたって
僕らはきっと
生き続けるものだろう
君を求める事も
多分呼吸をするくらいに
それはまた当然なんだろう
君を失った時僕は
きっとたまらなく苦しくなるんだ
その時にはもう
光だって見えなくなるはずさ
今度君を連れて行こう
君としか見られない
沢山の光を
君としか見られない
沢山の未来を
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白い風は僕を突き抜けた
こんなに体調不良だというのに
遠い島から空に向かって背伸びした
弦を張り替えたばっかりで
良く鳴るようになったギターが
力強く歌っている
嬉しくてたまらなかった
あの夏の空みたいに
僕は澄んでいたさ
ボサボサの髪の毛をかきわけて
生まれ変われたんだと微笑みながら
ひとり布団に飛び付き眠った
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それにしても咳が止まらない
僕は画面の向こう側での出来事が
まるで映画のようで信じられなくて
それでもこの辺りは
あまりにいつも通りだし
今日も空は遠い
ずっと連絡のとれなかった友人が
実は前々から入院しているという知らせがあり
さっき聴いていた曲は
いつの間にか次に進んでる
交錯する情報の伝達に
光の速さで乗れたら…
それにしたって
この咳は止まらない
マスクをしようが
煙草を消そうが
ひとつずつ刻まれる
白過ぎる空は
今日も相変わらず遠い
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何と言うわけじゃなく
ただ繰り返してきた
自問自答にも似た
言葉の羅列を
光は本当に届くだろうか
こんなに汚れた壁を突破って
探し物はやっきになる程
上手く隠れてなかなか
見つけられない
疲れてふと立ち尽くした時
窓に映った孤独な男が見えた
また今日もひとりで
楽しんでいるのかい
何者とも名乗らないで
傍観を決め込んで
背負ってきた物投げ捨てて
何にしがみつくわけでも無いのに
この身体は
やけに重い
この場所はこんなに高く見下ろせるのに
あの空が
やけに遠い
やけに
遠い