詩人:ジャガー | [投票][編集] |
まだ舞う
残りカスみたいな気持ちが
声になれないまま
息を吐いて熱になる
知らない
そう
もう見えない
痛みなんか
とっくに慣れたはずだろう
こんな時にさえ
ろくに男を
演じきれないで
…くだらねえ
今ほら月が
曇に飲まれて
わずかな明かりさえ
消してしまって
また今日が終わる
なあ
新しい明日へ
かきわけてみせるさ
あの人が今夜
誰に抱かれていたって
それが どうした
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僕らは
なあ、僕らは
たどり着く為に
ただ 走った
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを
走っていた
空と地球を分けるには
何処を指せば良かった?
屋上から見下ろす光と
風が強かった
深く 深く
眠った夢のように
遠く 遠く
長く 無我夢中だった
僕らは
なあ、僕らは
目指す場所なんか
見えないほど
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを 僕らは
なあ、僕らは
たどり着く為に
ただ 走った
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを
走っていたさ
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月がでてきた
真っ暗だった夜は
黒い海をも白く染めた
少し酔っているのか
おぼろげに揺らいで
僕を見下ろしている
人は悲しいくらい
嘘や綺麗事ばかりで
それでも美しく生きたいと
泥まみれになりながら
歯を食いしばって
悔しさと怒りを持って
それでも仲間の前では
ヘラヘラ笑いながら
価値観を確かめ合うのだけれど
今日の空は
いつもよりも何故か
ずっと澄んでいて
きっと僕は綺麗に映らない
今閉じている口の中で
飲み過ぎた酒の味が
情けないけど
気持ちが悪いのさ
ノアの箱船に乗っかった
勝ち組気取ったやつらを
遠くから眺めながら
焦りを隠せないでいる
今夜 空が綺麗だな
僕はどうしてだろう
突っ立ったまま
声に出来ないままで
今閉じている口の中で
飲み過ぎた酒の味が
情けないけど
気持ちが悪いのさ
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「愛してもいいかい」
そっと声になった
少し小さく頼りないけど
決心したように強く
真直ぐ響いた
もう
ただ優しいだけでは
いられないし
甘えばかりでは
いけなくなるんだよね
深く深い
心の奥で
結びつけてゆくんでしょう
悲しみや涙も
ゆっくり包んでみよう
もう二度と離さない
ねえ
聞こえるかい
「愛してもいいかい」
やっと声になった
少し小さく頼りないけど
決心したように強く
真直ぐ響いた
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カーテンが揺れたら
優しく素肌を撫でた
全ての音が
そう 無音さえ
今
優しい歌
誰の為の君だろう?
あんなに愛して
注ぎ込むたびにまた
桜色に染まる
春はもうそこ
おかしいね
若さなんて
何度振り返っても
笑ってやれるくせに
あの頃大好きだった
気持ちみたいに
激しく溢れる
いくつでも
巡る旅に
何度も
巡る度に
いつになっても
きっと忘れない
大好きだった
終わらない
マイ スイート…
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愚痴をこぼしすぎるのは
俺の悪い癖です
悪ノリが過ぎるのも
直したほうが良いかな
悪い奴らが世の中に
溢れてるのも
仕方ないっちゃあまあ仕方ない
悪い連鎖はすぐには直せない
だからあんたそんなに
落ち込むなってばよ
もっと気楽に気長に気ままに
海でも見ながら話そうか
昔ほら俺たちは
少年だったさ
わけもわからずなんとなく
色んなしがらみに巻かれて
大人になっちまって
毎日をこなして
でもまだ実はほら、
ただの大きい子供ですから
俺が言えたもんじゃないけど
みんな結構まだまだ
いい加減なところもあるし
大丈夫さ
とにかく大丈夫
今度また元気になったら
飲みにでも行こうか
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あの人込みの街の
暮らした薄暗い部屋
社会に飛び込んで
不安定でも激しく
掻き鳴らすだけのギターと
叫びたい程の情熱
すがりつくリズムの音が
オレンジライトと響いた
あの煙草の煙で汚れた壁には
孤独や夢や
疑問や苛立ちが
こびりついていた
雨音がよく響く程
なあ 俺たちは
確かに刻んだよな
いくら下手くそでも
本物の情熱を
ギタギタになって
もがき苦しんでも
笑っていれば
なんとかなったよな
なあチェリー
ようチェリー
激しいお前の音が
身体中に響いてる
確かに刻んだよな
いくら下手くそでも
強くて貧乏で激しい
本物の情熱を
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晴れた空が嫌いだと
お前は言ってたね
青く大きく
暖かい空が
形など必要無いと
言ってたね
妙に冷めた口調で
俺にはお前が望む未来が
全くわからずにいたよ
世の中に抗うでも無く
従うでも無かったお前
なあ
聞かせておくれよ
皮肉に塗れて
それでも誰よりも純粋な
お前のことばを
お前がいつも口ずさんでた
あのメロディ
金色長髪ドクロ指輪の
ロック歌手の歌だったね
いつも着てた赤い服が
青と溶けて深く
やがて夜に飲まれてゆく
なあ
聞かせておくれよ
悲しみに塗れて
それでも誰よりも優しい
お前のことばを
お前がいつも口ずさんでた
あのメロディ
金色長髪ドクロ指輪の
ロック歌手の歌だったね
お前がいつも口ずさんでた
あのメロディ
少し哀しげな眼でお前は
遠い空を睨んでいた
晴れた空が嫌いだと
お前は言ってたね
青く大きく
暖かい空が
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最初見かけた時から
実は気にかけていたよ
そんな優しい顔
この辺りじゃ見なかったし
話し掛けた頃は
身の回りの事もあって
ためらいと罪悪感で
いっぱいだったさ
それでも今考えてみりゃ
呑気なものだったかもなぁ
ゲームにテレビ
ギターと歌も鳴る
君はやっぱり
哀しみを背負っていた
話した時から
なんかそんな気がしてた
優しさなんて
見掛け倒しが殆どさ
気の利いた言葉
そんなのは言えなかった
伝えたかったけど
仕方が無かったんだよ
あの頃の僕は
身の回りの事もあって
好きだって言えなかったよ
ホントに好きだったんだよ
今日はピーマンと
挽き肉を買ってこよう
楽しければ
人生全て良しなんて
軽々しく君の前で言えない
人はやっぱり
傷つき合うし
痛みも知らない奴に
愛など語らせないさ
偶然じゃない
合わせたんでもない
俺も同じ好物さ
伝えたかったけど
仕方が無かったんだよ
あの頃の僕は
身の回りの事もあって
好きだって言えなかったよ
本当に好きだったんだよ
今日はピーマンと
挽き肉を買ってこよう
今どうしてますか
楽しく生きてますか
いつか見掛けた時は
また声掛けてもいいですか
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カーレースをしたなら
上等な車を用意すればいい
多数決なんかもっと酷い
ただ数の多い奴等の勝ち
誰にあやかったのか
響きだけは立派で
偽善に塗れてる
言葉ばかりが溢れてる
訳のわからない風潮だな
周りの空気ばっかり
妙に読めるようになって
そんな奴等に周りは言う
「大人」だなんて
正直言うと僕はTVを
あんまり好きにはなれない
親を亡くした被災者に
インタビュアーが話し掛ける
それを見てみんなで泣くなんて
どうかしてる
世の中に馴染めないでいる
いわゆる社会不適合者達へ
僕はあなた方を
決して変だとは思わない
なんだかおかしいよな
奇妙だとは思わないか
いつか化けの皮が
剥がれるといいな
いつか化けの皮
剥がしてみたいな
アイツらいつまで
着飾ってるつもりだよ
開けてみりゃ
一体どんな都合が
隠れてるのかな