詩人:ジャガー | [投票][編集] |
いくら時が経っても
消えない重い恋の夢
薄く掛かった暗めのトーンで
そのまま深く
沈んでしまいそうだよ
夏の暑さは眩し過ぎる
記憶の破片が乱反射して
目眩を起こしそうな隙間に
時々何処に生きているのか
わからなくなる
愛がなんだというのさ
過剰な想いは人を壊す
出会いも痛みもごめんねも
期待も裏切りも全部
瓶に詰めて海に投げてやる
青く黒く深く遠く
消えてくれたなら
トラウマなんか知らずに
笑い事頬に詰め込んで
全てを馬鹿に出来たのに
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安心してみたいんだよ
「好きだよ」って
合言葉みたいに
同じ気持ちを確かめ合って
それでも
これだけじゃあ
わからないんだ
「じゃあどれくらい?」って
問い掛けたりして
例えば言葉だけじゃなく
表情なんかも求めたりしてさ
煮え切らない想い
君には僕がどう見えてる?
どれだけ確認を続けていても
子供みたいな感情が
殖えてくだけ
どれだけ愛し合っても
君の全てが僕の物じゃない
それくらい解っているよ
だから素敵なんだろうね
だけどもどかしくて
いくら抱き締めても
息が苦しくなるだけ
君に溶けたいくらいの
強い気持ちを
どう計るだろう
溺れないように
見失わぬように
君のサインを
ちゃんと見ていよう
ねえ
好きだよ
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眠りにつくように
ゆっくりと
ゆっくりと…
暗闇に引きずり込まれる
身体は石のように重く
動かせないというより
動く気になれない
あの人って今は…
そういえば僕の記憶は
地面の穴から
僕の足首を引っ張る手
何も聞こえないよ
こんな世の中に誰がした
脳裏をよぎる恐怖は
いったい何処を
向いているんだろう
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雨音が語りかける
言葉より曖昧に
そのくせリアルに
まるで悲鳴だね
心臓をえぐられるようさ
いくら無言を押し通したって
かえってその方が
この様を表したりする
ショパンの旋律みたいに
激しくて
痛々しいさ
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触れる事さえ叶わない
ただ散るばかりの夢
飛べない空を見上げるような
空から僕らを見送るような感覚さ
夜風に包まれた夏も
優しく熱い手首も
幼過ぎた日々も
愛し過ぎた我が儘も
儚いものさ
何度すれ違おうが
わかり合う事捨てても
何度だってやり直した
きっと愛なんか
わからないでいた
ただ強く
抱き締めていたかっただけで
子供の頃の
夢みたいで
空を飛ぶように
不安定だったね
あの頃実は
永遠を信じて始めていた
ねえきっと
君となら
…って
夢を信じ始めていた
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防衛本能だもの
無力だもの
低学歴だもの
我が儘だもの
理不尽だもの
ムシャクシャムシャクシャ
イライライライライライラ
僕だってそうです
では落ち着いて
深呼吸をしましょう
息を吸います
スーッ…
ップハー!
なんて事無いよ!
損なんかしてたまるか!