詩人:ジャガー | [投票][編集] |
欲で歪んだ世界が
彩りを取り戻すのは
この瞬間だ
感動的な音で
爆発しそうな
視界に囲まれて
夢のびしょ濡れた枕
ここで何度迷っただろう
探すべきもの
なんて最初から
無かったんだ
決められた事も
白く真っ白な
透明の壁は
隔たりでは無く
手に持った
筆とパレット
好きな色で染め上げて
いいんだとよ
さぁ…何年も
知らなかった事
壁の内側で閉じこもりっきりの夢
空掛かる虹に憧れては
抱えた膝に顔を埋めて
さぁ…何年も
やりかった事
両手に持った色を
バケツの中に放って
俺を囲む壁にぶちまけるんだ
鮮やかに染まった
この気持ちは
夢に終わる夢では無く
手に持った
溢れ出す感情を
好きなように使って
いいんだとよ
そう…何年も
知らなかった事
壁の内側で閉じこもりっきりの夢
空飾る星に憧れては
抱えた願いに顔を埋めて
さぁ…何年も
やりかった事
両手に持った願いを
この胸の中に放って
俺を囲む壁を飛び越えるんだ
さぁ…何年も
やりたかった事
禁じられてると思っていた事
そんなものは最初から何もねえんだ
虹色の壁を乗り越えて今…
隔てるものは無くなった
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振り返るばかりの季節を
過去に取り付かれた俺を
眠れないほど眠った時間を
ひっくり返して笑ってみようじゃないか
崩れかけていた自身も
それを気付かせてくれたあの娘も
ひとときの夢と飲み込んで
声高に吐き出してみようか
もう…気付いていたんだ
俺たちは運命でも奇跡でも無く
でも…確かな愛だった
痛すぎて何もかもを見失う程の愛だった
皮肉を振り撒いた時も
くだらなく笑う部屋も
全てが僕を通り過ぎて
形も無くして明日の僕を伺う
もう…気付いているんだ
あの空は多分このまま一生ただの模様だろう
でも…想像するのさ
虹を越えて銀河の果てへ飛び込んで…
もう…気付いていたんだ
俺たちは運命でも奇跡でも無く
でも…
目をつむっても
明日は来るから
歌うしかねえんだ
心が叫ぶんだ
そして今…
永かった夢から覚めた
朝焼けに
新しい歌を
誰のためでも無く
そう俺のための
朝焼けに
新しい歌を
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ラーメンだよ
いや…ラーメンマンかな?
どうしたかな〜あれな〜…
あれ…ちょっと嫌だったな〜やっぱり
お腹すいた!!
唐揚げカラオケ
ラーメンマン!
いや…やっぱ
パスタかな〜
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愛撫愛想愛想愛想
相槌を打って
良く良く良く欲欲
浴槽に浸かる
欲望に浸かる
冷えた指先なら
どんなしても痛くないんじゃないか
凍えて震える背中
今のうち叩き付けてくれないか
ブツブツ呟きそうな仏像が
こっちを見てる
微笑みが妙にムカつく
ゆるゆる緩んだ素顔で
許してくれ
揺るぎ無き真実を教えてくれ
あんた神に近いんだろう?
冷えた瞳なら
どんなん見ても痛くないんじゃないか
凍えた胸には少しの熱くらい通らないさ
冷えた指先なら
どんなしても痛くないんじゃないか
凍えて震える背中
今のうち叩き付けてくれないか
消えた望みを
望み続ける事は罪か?無意味か?
凍えた体じゃ
満足に動く事もできやしねえじゃねえか
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思い出すあなたの顔は
愛想笑いみたいな微笑み
恋がどうであれ
涙を流したとて
それはまだひとつのアルバム
やがて色褪せて
ホコリを被って
散らかった思い出の奥で
無くしてしまう
俺には奏でるべき音がある
勢い良く飛び出したそう言葉達がいる
誰にも邪魔されたくない領域がある
まわりを見ろ
環境はまだ至らない
理想には至らない
心の準備はもう出来てる
ひとりも怖くない
愛は持っている
恋はする暇も無い
新しい未来を予知し始めている
あなたの愛想笑いみたいな微笑みが
無数の言葉を生み出して
やがて振り返る事はしなくなって
前だけを向いて
本当の愛の極地を垣間見るのさ
あなたとの幼い恋が
無数の音に散らばって
やがて永かった雨は止み
雲が開き青空が覗き
虹を登って見える景色
この何もかもを歌うのさ
雨上がり虹が掛かり
雨上がり虹が掛かり
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体温で遊ぶ
知らない人と重なる
白々しい程に語った
言葉達をしまって
傷付くのは
もう終わりにしよう
考えていた未来は
誰かの寂しさに
横取りされたから
生まれたての合図
気が付く間に
もうひと泣き
紙に書いた名前は
過ぎ去りし日々の面影
涙ぐむ曲を聴くと
"本当に愛していたんだ"って
うつむくのさ
おやつを選んでる時の横顔
死ぬ程退屈だった時の
タバコの味が
きっかけは
どんなだって
誰かを愛してしまえば
間違い無い愛の日々を
取り戻せるのかな
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季節外れの想い
横顔ばかりか後ろ姿ばかりの
いきがるな
我を笑い我を称え
ありのまま
振り回す
的外れの謙遜
物欲は応える程
わがままになってって
はみ出した優しさは
誰の季節を奪うの?
押さえ付けたら
君が浮かんだんだ
返事も無いのに
呼び掛けた名前には
永い夜を狂わせる
秘密が詰まっている
明日…玄関の向こうで
雨でびしょ濡れの君が
うつむいて待ってる気がする
嗚呼…あの頃の自分のように
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熱をこぼした
たったひとつの記憶に
焼け付き焦げた穴は
おびただしく向こう側を晒す
大きくて
手のひらなんかには
収まる事は無い
気高くて
様々な色を纏う
ダイヤみたいだった
ただこうして
ここに立ってるだけなのに
雨は止まないまま
スピードを加速させてゆく
熱をこぼした
たったひとつの記憶に
焼け付き焦げた穴は
おびただしく向こう側を晒す
煙がたった時
遠のく意識
別々の愛を持って
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時間がねじれて
見渡した景色の湿度は
まるで雨だった
綺麗なものほど汚れが気になるように
俺の記憶は
曇った窓ガラス越し
犬は死んだ
口達者が今日も語る
相変わらずの
藍色にまとわれて
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無理をする必要など無いのに
君は自分らしさを見失って
赤黒く流れる
君の証を見つめた
「命を考える事より
命を感じたいんだ!」って事だろう
止めどなく溢れる
感情を欲しがる
どこまでも
続いていそうな
闇の中へ飛び込んで
救いに行くよ
体中に溶けた愛という名の剣をもって
君の心の中の闇を切り払うのさ
外には決して戻れない
黒い影と隣合わせでも
ここから
ここから新しく
広げてゆく世界には
きっときっと…
体中に溶けた愛という名の
痛みを
闇を…
体中に溶けた愛という名の光を持って
虹を探しに行こう
君を幸せにするさ
体中に溶けた愛という名の剣を持って
君を探しに行くよ
闇を切り払うさ