詩人:ジャガー | [投票][編集] |
夜中の屋上二人きり
さよならの花火
足元にはキラキラの明かり
あの景色の中に僕は似合っていたかい?
本当に思うよ
なんて似合わない二人だっただろう
僕の家に君は似合わない
君の隣に僕は似合わない
不自然な様
きれい好きな神様が
引き剥がしたのかも
ごめん、謝る事がいっぱいあるんだよ
ごめん?って君には似合わない言葉だよ
使わないでいいから
かじかんだ手をポッケに夜空を見上げる俺…
僕にはこんな仕草似合わないって…
あくせくもみくちゃにされ急ぐ俺…
僕に東京は似合わないって…
火をつけ煙を吐く
俺に煙草は似合わないって…
わかってるけどさ…
僕に君は似合わないって…
わかってるけどさ…
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ムンクの叫び声は
絵の中の世界を飛び出して
人々の心の中で
響き彩り共鳴したのだろう
飛び回る葛藤を
捕まえて言葉にしたら
歌にして口ずさんでみたくなったよ
理屈ばっかり並べて
僕らの世界を言いくるめようとしたら
なんてあっけない答えばっかりなのに
こんな感情に理性を支配されるのは
しっかり言葉にできない
矛盾する仕掛けを見つけたよ
僕らにはわからない事が多すぎる
何故だろう…
残念そうな君の顔を思い浮かべると
無性に抱きしめてしまいたくなるんだよ
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結局僕ら
欲求に従って生きてる
奇麗事なんか
見せかけ見せ方の問題だ
汚いとこは
知らんふりしている
君だってそうだ
自分を優先しただろう
何もかも譲れない
どんなわがままも
当たり前に見えてくる
今日この頃です!
東から登った
真っ赤に輝くそのそれは
信じていいものですか?
金色に光るあのあれは
結局それの光らしいしな
どんな奴も
望むだろう?
自分の事を…誰よりも
結局愛も
都合のいい飾り言葉!
みちのく俺は
そんな世界で
絶望しながら
結局何よりも
誰よりも
君よりも
あいつよりも
ホント何よりも
欲張りな
偽善者だぁ!
偽善者だぁ!
指差して笑えよ
へたへたに笑い転がって
恨み合って
いがみ合って
嘘つき合って
笑い合って
だましだまして
偽善振りまき合って
東から登る
長い間輝いたそれが
全ての真実を照らす
良くも悪くも
とにかく今日も生きてる
繰り返し光を浴びる
無様を晒す世界を照らして
一体何がしたいのだろう?
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天の邪鬼 言葉を返す
流れに逆らって我を灯す
ひとりきり それでも返す
夢の終わりと
愛を押し殺してもいいと
思っているから…
日々よどこからが
嘘で本当の事だろう
遠く…遠く
離れてくものだから
黒く塗りつぶす
無邪気過ぎた面影と
遠く…遠く
憧れたものを
君は景色になって
僕は何処へ行くんだろう
青くまた晴れたなら
矛盾する言葉も消えてくのに…
天の邪鬼 満ち照らす月
夜にぶら下がって我を灯す
ひとりきり 夢見心地の
日々を鼻で笑って
君を忌み嫌ってもいいと思っているから
君は景色になって
僕は…ここにいるんだよ
青くまた晴れたなら
矛盾する言葉も消えてくのに…
天の邪鬼 言葉を返す
夢の終わりを振り切って歌うよ
ひとりきり それでも笑う
天の邪鬼 愛しています
日々を思って
愛を押し殺して…
それでもまだ
君を想う
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またゴマかした
僕は…
またゴマかしてしまった
ゴマくらいあげれば良かったのに…
ゴマ貸してしまった…
ゴマってあの黒い粒々のあれね…
ゴマふりかけとかあるでしょ…そうそう、アレね
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またごまかした
僕は…
ごまかしてばっかり
こんなにたまらない
溢れ出す気持ちを
楽しいことを
弱さを
涙を
全部ごまかした
ごまかしてばっかりな僕の生き方…
逃げ回った事実を
真っ向勝負的な言い回しでごまかした
僕は気付いてしまった
もうごまかせない
もうごまかされるわけにはいかない
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ある日のロックスター
黒き夢にさ迷って
不自由に牙を剥き歌う様
共感する絶望する
圧倒されて見守る
見守る不自由さ
快楽に身を任せ
傷つく泣きつかれる
わがままを押し通そうとする
反発し合う暴走する
妥協する許し合う
憧れにとどまる真似する
真似する不自由さ
ある日のロックスター
脳から伝う言葉を吐き出す
目玉を剥き出し叫び出す
自由を不自由に歌う様
絶賛する脱帽する
声を上げ共感する
運命を探す疲れて休む
意味を探す疲れて休む
開き直って叫び出す
凡凡、さらけ出す
ありふれし世の名は?
誉めてくれ
ありふれし世の名は?
凡凡、叫び出す
憧れる崇める称える到達したがる
見守る真似する
真似する不自由さ
フリーダム
すぐそばにあるのに?
気付かないで冷たくなって
気付かぬ不自由さ
ある日のロックスター
ロックスターの不自由さ
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つまり俺は
何処までも行く
相変わらずの事を
命を、願いを、愛を
歌って行く
いつか言ったよな
俺らはまるを描いてる
渦巻いて渦巻いて
やがて中心を
これ以上無く
黒く黒く染めるんだ
やがて穴が空き溢れ出す
爆発するみたいに
良くも悪くも
俺らには羽なんか無いから
最初から決まっていたのかな
こうなる事も…
俺らに
ある限りの時間を
持て余して行く自由
制限無く無限
無限の自由
矛盾の言葉
繰り返す
減らず口
それは願い?
繰り返す欲望
それは命の源だぜ
つまり俺は
何処までも行く
相変わらずの事を
命を、願いを、愛を
歌って行く
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鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
闇に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…
掴んで離さない
おもちゃを手にした子供のように
無くしちゃいけない…と
幸せの中で唱えた
崇めては唱える
夜毎色濃く染まる
眺めては唱える
色濃く染まる
死ぬ事を貴方どれほど願っていたのでしょう
生きる事を貴方どれほど願っていたのでしょう
揺らめく太陽 月とかくれんぼ
全てを青く包んでしまいそうな空
夜が好きだった貴方
海になったように消えていった
おもちゃを奪われた子供のように
泣けば戻ると信じて
色とりどりの四季を涙で洗い流し
やがて色を失った
鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
目を閉じてまぶたの裏
何千何万何億と繰り返した景色に
変わらない貴方を見つけた
出逢えた場所
太陽と月から
かくれんぼする場所
一瞬小さな灯りを浴びて
波に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…
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君と音楽は
同じようなもので
日ごと奏でるのは
いつも君か僕で
この歌も君の事だよ
繰り返す詞は
自問自答
自らを説得したり
想いに拍車をかけたり
または儚い祈りか
絶えず変わりゆく
日々の中で
変わらない愛を
奏で続けるのは
変わらない無邪気さを
愛しく想っているから
まだ
想い尽くしていないから
ただ無念を晒す
生涯を奏でるんだ
消えない傷を治療する様
頭に焼き付いたフィルム
あまりにもシーンが
多すぎるから
たくさんの音楽を
当てはめるんだ
涙目でさ悲しげに
"奏でるべき想い"と
誇らしげに言えるよ
これが僕の
本当の愛の形
絶えず変わりゆく
日々の中で
変わらない愛を
奏で続けるのは
変わらない無邪気さを
愛しく想っているから
まだ
想い尽くしていないから
それは
想い尽くせないから
ただ涙を晒す
まだ音が溢れる
胸を張ってくれよ
これが僕の
本当の愛の形