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ジャガーの部屋  〜 新着順表示 〜


[93] 太陽の化身
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繊細で大ざっぱな
 
それでいて意味の無い
 
 
 
 
 
真っ白な太陽に
 
全部晒されているのだ
 
 
 
金色に輝く月は
 
太陽の化身
 
 
 
僕ら見たことも無いモノを
 
想像を超える現実を
 
今日も歩いて行くんだ
 
 
 
 
不確かな今を
 
不確かなままに
 
 
不確かな未来へ
 
不確かな存在で
 
 
 
僕ら、ただ太陽の化身
 
 
 
 
繊細で大ざっぱな
 
それでいて意味も無く…
 

2007/07/09 (Mon)

[92] どうして
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あれから何年の
 
月日が流れたっけ
 
まるで別人みたいに
 
なったでしょう?
 
 
一人きりの考える夜ほど
 
僕らは変わってしまうものだから
 
 
 
 
もう何十回泣いたっけな
 
笑う気力も失せるくらい
 
思い切り愛を抱いて
 
過ごしてきたんだよ
 
 
 
 
ずっと胸に残った温もりは
 
今日をまた飲み込んで行く
 
こんな長い年月を
 
ひとつの愛が奪ってしまうんだろう…
 
 
 
どうしてだろう…
 
 
 
 
 
 
あれから君は大人になり
 
こんな僕も大人になった
 
あれから本当は何も
 
変わってはいないんだよ
 
 
一人きりの考える夜など
 
僕らは望んではいないものだから
 
 
 
 
もう何年位こうなのかな
 
笑う気力も失せるくらい
 
思い切り愛を抱いて
 
過ごして行くんだろう
 
 
 
 
ずっと記憶に残る笑顔は
 
月日をまた飲み込んで行く
 
こんな長い年月を
 
夢の中でさえも
 
ひとりの人が奪ってしまうんだろう…
 
 
 
どうしてだろう…
 
 
 

2007/07/08 (Sun)

[91] 僕らあの頃を讃えて
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感覚ばかりで生きてきて
 
頭を使う事が少なかった
 
モラルや常識を嫌っていて
 
決まった枠を壊したかった
 
 
 
本当の愛が何か知りたかった
 
本当の強さが何か知りたかった
 
細かく並べられた数字の羅列より
 
湧き上がる感情、それを信じたかった
 
 
 
 
正直変わってしまった様な
 
かさばる知識の中で
 
踊る踊らされる

真っ暗なクズの中で
 
馴れ合いにまみれてく
 
 
 
 
うるせえ!
 
 
 
 
何が僕らを
 
変えてしまっただろう
 
 
日々よ僕らが
 
枯れてしまう前に
 
 
 
 
死に損ないの身体と脳みそが

本当に死んでしまう前に




ひたすら唾を吐け

 

2009/09/29 (Tue)

[90] フガフガ
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曖昧な嘘の境目と
 
思い切り逃げた僕の
 
強烈に軽薄な言葉
 
並べた螺旋の日々
 
 
 
並び立つ…負(ふ)
 
やがては…膚
 
それでも…歩
 
 
 
深く深くへ潜った
 
感触をこの手に
 
呼び寄せて
 
 
不完全な熱よ怒って
 
感情をこの手に
 
この手に…
 
 
 
 
気付いた…牙(が)
 
いつもそう…我
 
それだけが
 
 
 
街頭の下で笑って
 
全ての総てを
 
許したが
 
 
僕はそのままに
 
怖を持って生きてゆく
 
 
 
負我腐牙
 
 
 
浮我歩我
 
 
 
フガフガ…
 
フガフガ…

2007/07/01 (Sun)

[89] 紙飛行機
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見上げた空は雲が流れ
 
時間の流れを数える
 
 
 
過ぎ去った思い出達は
 
僕をどこへも導いてくれはしないや
 
 
 
やっと開き直れたみたい
 
今となればもっと早く
 
気付いてやれたのに
 
 
それでも今も輝いているんだろう
 
僕のあの頃の

夢を乗せて
 
 
 
帰らないあの紙飛行機
 
飛ばしたまんま
 
空を見てた
 
 
小さくなった僕を見下ろして
 
きっと自由になったんだ
 
 
きっと自由になれたんだ





高い空に手を伸ばしても

今じゃどうしても届かない


丸い大地を自由に行ける

僕にはこれくらいが心地良い



もっと好きな物を見つけたら

これからはもっと長く

愛してやりたいな


それでも今も輝いているんだろう

僕のあの頃の

夢を乗せて




帰らないあの紙飛行機

飛ばしたまま

空を見てた


見えなくなった君を見送って

僕も自由になったんだ


帰らないあの紙飛行機

飛ばしたまま夢を見てた


小さくなった僕を見下ろして

きっと自由になったんだ

きっと自由になれたんだ



2008/05/17 (Sat)

[88] 夢黒く
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真っ黒に塗りつぶす
 
これ以上無い程に
 
全てを吸い込む様に
 
濃く濃く、黒く
 
出来上がる
 
ブラックホール
 
凝縮を極める
 
 
 
 
 
そしていつか白く
 
これ以上無い程白く
 
放出する、反射する
 
ビッグバン
 
全てを解き放つ
 
 
 
 
 
 
黒く塗り
 
いつか解放するんだ
 
 
 
 
 
痛い痛い痛い…
 
消えないなら
 
 
 
それを黒く塗り
 
いつか…
 
 
 

2007/06/20 (Wed)

[87] 僕ら
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感情が表向きになる
 
理性は裏に貼り付いてんだ
 
 
表裏一体の
 
実は同じ物なんだ
 
 
 
 
 
無関心が愛に変わる
 
愛が悲しみを煽る
 
 
伝って行く
 
全ての感情
 
表裏一体の
 
実は同じ物なんだ
 
 
 
 
 
変わって行く体
 
変わったのか変わってないのかわからない心
 
 
表裏一体の
 
実は同じ物なのだ
 
 
 

 
僕という宇宙
 
見える景色全部


僕は宇宙にとって一部で

宇宙は僕にとって一部なのだ
 
 
表裏一体の
 
 
実は同じ物なのだ
 
 
 
 
予知できぬ未来
 
果てしなくさかのぼる過去
 
 
時間…
 
形…
 
音…
 
心…
 
全て…
 
 
表裏一体の
 
実は僕らひとつなのだ


2007/06/17 (Sun)

[86] 帰り道
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明らかにスピード違反のタクシーが
 
ベンチの向こう横切った
 
人気の薄い帰り路を
 
なんとなく寄り道したんだ
 
 
 
 
たまに通る人達は
 
それぞれの愛を持って
 
別々の事を思って
 
同じ道を渡ってく
 
 
 
 
喉が渇いていて
 
安いドリンクを口に運ぶ
 
また明日も仕事だ
 
なんか足りないな
 
 
 
 
今君がずっと憧れる人
 
それを諦めないで欲しい
 
今僕がそっと憧れる物
 
今は話さないでいいや
 
 
 
 
 
十字路別れ道、別々の道
 
違う目的へ運ぶ分岐点
 
全く違う道に出てしまって
 
しばらく考えた
 
 
 
 
これ以上寄り道できないや
 
少しだけ時間かかるけど
 
あそこまで引き返そう
 
 
 
 
今僕がずっと後悔してる事
 
それを忘れないように
 
今ならきっと許し合える
 
そんな気がする
 
 
今君がずっと憧れる人
 
それを諦めないで欲しい
 
今僕がそっと憧れる物
 
今は話さないでいいや
 
 
 

2007/06/17 (Sun)

[85] 特に話す事は無いけど…
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平々凡々の日々の中の
 
紙クズに包まれた一瞬の夢
 
微かに布団の辺り漂う
 
 
携帯電話片手に持って
 
君は今何してるかな
 
こんな行為の後は虚しいな
 
とりあえず今日もいいや
 
 
誰を抱いてしまっても
 
誰に抱かれてしまっても
 
話したいんだ君と
 
 
 

終わってしまった事は

どうする術も無いし

変わってしまう事も

何も変わらないよりはいい

むしろ言いたい事なんて

特に無かったりするよ


 
つまり君と話したいんだ

声が聞きたいんだ

何気ない会話のあと

眠り君の夢を見るよ





前々から思ってたんだ

世界は広すぎやしないかい

それも僕らが思ってるより

遥か遥か広いんだよ



何かを隠していても

それが気になりながらでも

隠したい事は素直に

うまく隠した方がいい
 
実は特に聞きたい事が

あるわけでも無かったりする





つまり君と話したいんだ

声が聞きたいんだ

何気ない会話のあと

眠り君の夢を見るよ

2007/06/16 (Sat)

[84] 銃声と覚悟
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拳銃を向けられたくらいに
 
覚悟せざるを得ない状況
 
いっそ撃ってくれ
 
 
 
何もかも期待はずれ
 
大した根性だって無い
 
こんなんじゃ未来はやばい
 
 
美しく生きる事は
 
素晴らしい事ですか
 
美しく死ぬ事は
 
素晴らしい事ですか
 
 
 
 
テーブル上のクレヨンが
 
渦巻いて色がねじ曲がる
 
 
僕は気付いてしまった
 
上手く生きる上で
 
なるべく気付いちゃいけない事をいくつか
 
着色のこの青い空だって
 
実際行ってみるまでは
 
一生ただの模様なんだ
 
 
 
 
 
笑えなくなる前に
 
 
 
美しく鮮やかに
 
紫と色々で
 
このキャンパスを彩ってみたいや
 
そしたら羽を広げて
 
何処までも行ける
 
 
 
何処までも行けたはずなのに
 
 
 
何処へ行くんだろう
 
 
 
 
 
さぁ
引き金に指を掛け…

2007/06/11 (Mon)
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