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ジャガーの部屋


[150] 雨上がり
詩人:ジャガー [投票][編集]

思い出すあなたの顔は


愛想笑いみたいな微笑み






恋がどうであれ


涙を流したとて


それはまだひとつのアルバム




やがて色褪せて


ホコリを被って


散らかった思い出の奥で


無くしてしまう







俺には奏でるべき音がある


勢い良く飛び出したそう言葉達がいる


誰にも邪魔されたくない領域がある




まわりを見ろ

環境はまだ至らない

理想には至らない



心の準備はもう出来てる

ひとりも怖くない

愛は持っている

恋はする暇も無い


新しい未来を予知し始めている






あなたの愛想笑いみたいな微笑みが

無数の言葉を生み出して


やがて振り返る事はしなくなって

前だけを向いて

本当の愛の極地を垣間見るのさ




あなたとの幼い恋が

無数の音に散らばって


やがて永かった雨は止み

雲が開き青空が覗き

虹を登って見える景色

この何もかもを歌うのさ




雨上がり虹が掛かり






雨上がり虹が掛かり






2008/03/28 (Fri)

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