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ジャガーの部屋


[249] 価値観の壁を超えて
詩人:ジャガー [投票][編集]


相対的とされるこの世界で

君と僕が生きていて

同じ世界にいるくせに

こんなにも違う景色を見て

こんなにも違う道を

歩いてきた




そして僕は知らない


君の道のりや

君の見え方や

君の全てを僕は知らない




相対的とされる世界で

僕は自分の景色しか知らない




だからこそ

映画に頼り

本に頼り

愛情表現に頼り

僕は未知の世界を

知りたがる







それでもやはり

どんなに知ったかぶっても

僕の世界は

君のたった一言で

こんなにも激しく

揺れ動いてしまっている



違和感はそこ

理屈は崩れかけている

脳が下した決断






求めるのは

たったひとつの普遍






平和なんか知れない

平等なんかあきらめてから長い





僕はずっと

恐らく君と僕に共通するであろう

"愛"が知りたくて

仕方が無い




君の嫌う単語

二人なら壊せそうで


 

2009/10/05 (Mon)

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