詩人:ジャガー | [投票][編集] |
遠くてもただ優しい空が
焼けてゆく
赤く景色が溶けてゆく
呼吸と鼓動が上手く噛み合わない
追いつく様に
加速してゆく
どんなに想っても
燃え尽きなかった
灯は小さく侘しく
愛しいのは何故?
頼りなく揺れてる
問う事 出口も無く
思い出す事
求めているのか
胸が熱を帯びて
痛みに変わった
ぼんやりと美しくただ溶けてゆく
名も無いあの場所よ夢のように
赤く景色が溶けてゆく
痛みと虚しさがすれ違ってく
追いつく様に
加速してゆく
電線の向こう
子供のはしゃぐ声
車の行き交う震動
さほど変わらないと
気付く程 やけに
後ろめたい風
遠くてもただ優しい空が
焼けてゆく
赤く景色が溶けてゆく
呼吸と鼓動が上手く噛み合わない
追いつく様に
加速してゆく
いっそ
追い越してしまえばいい