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ジャガーの部屋


[270] もうひとつ足りないパーツ
詩人:ジャガー [投票][編集]


しかめた顔で空気を睨んだ


にくたらしい想いに

ただただ翻弄されて


「いたみ」が激しさを増してく




隠された僕の願望


本当はずっと前から知っていた


おかしいのはどっちだろう





気が狂いそうな毎日に


確かな物など何も無いのだと


当然の事なのに

僕は深くうなずいた




長いようで短い


僕の人生に


唯一成し遂げた事を


皮肉混ざりに誇りながら


僕は最後まで


自分を知らないまま

それでも



アーティストを気取った


ピリオドのパーツを


探している




 

2009/10/20 (Tue)

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