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ジャガーの部屋


[288] 何度も見上げた空
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降る 降る 降る

永い夜に刻まれた


理解と痛みに苦しみながら


それは直結しそうでも

離れていて


意味を成す場所へ

導かれて眠る




「もしかしたらあの部屋は
まだ空き部屋かもしれない」

そんな事も考えながら


過去と未来と今の

時間の狭間に耐え忍ぶ





降る 降る 降る

誰かの悲しい歌が聞こえる


恐ろしい道の上

そのもっと上の

広過ぎる空




始まりの合図は

終わりの合図


一瞬 躊躇した僕の真上に

ただ青暗い空が広がっていた




 

2009/12/27 (Sun)

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