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ジャガーの部屋


[357] ピーマンに肉詰め
詩人:ジャガー [投票][編集]

最初見かけた時から

実は気にかけていたよ

そんな優しい顔

この辺りじゃ見なかったし


話し掛けた頃は

身の回りの事もあって

ためらいと罪悪感で

いっぱいだったさ


それでも今考えてみりゃ

呑気なものだったかもなぁ

ゲームにテレビ

ギターと歌も鳴る



君はやっぱり

哀しみを背負っていた

話した時から

なんかそんな気がしてた


優しさなんて

見掛け倒しが殆どさ

気の利いた言葉

そんなのは言えなかった



伝えたかったけど

仕方が無かったんだよ

あの頃の僕は

身の回りの事もあって


好きだって言えなかったよ

ホントに好きだったんだよ

今日はピーマンと

挽き肉を買ってこよう




楽しければ

人生全て良しなんて

軽々しく君の前で言えない


人はやっぱり

傷つき合うし

痛みも知らない奴に

愛など語らせないさ



偶然じゃない

合わせたんでもない

俺も同じ好物さ



伝えたかったけど

仕方が無かったんだよ

あの頃の僕は

身の回りの事もあって


好きだって言えなかったよ

本当に好きだったんだよ

今日はピーマンと

挽き肉を買ってこよう


今どうしてますか

楽しく生きてますか

いつか見掛けた時は

また声掛けてもいいですか



 

2011/04/23 (Sat)

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