詩人:ジャガー | [投票][得票][編集] |
僕は
ここに立っている
ただ立ち尽くしている
雨が止み
虹を潜った先に
夏はまた訪れる
デジャヴのように
同じような青空の下で
暑さに慣れながら
段々と
年を重ねながら
そうだ
一生の途中なんだ
君と出会った瞬間から
別れのカウントダウンは
既に始まってしまっている
時間を止める事は
もう不可能に近い
「愛してる」って
どんなに強く叫んでも
僕らは
例えれば線香花火のように
ただほんの少し
煌めいて
落ちてくさ
それが
もどかしくて
美しい
それなのに
それなのに僕は
ここに立っている
ただ立ち尽くしている
そう これは
もう
言葉には出来っこない
膨大な量の矛盾に埋もれて
脳はただ
感じる事だけを
命じてるみたいだ