詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
糞つまらない時間の中
少女は大人になりたがる
少年の軋む恋心
儚さの意味は知っていた
夢の数だけ置いてきた
下らない僕のたからもの
なんとなく過ぎていく日々に
孤独はつきまとう
思い出なんかにゃしたくはないが
青春時代と呼ぶ
忘れることすら叶わぬ夢は
涙にかわるけど
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声のでかいやつが笑う
体のでかいやつが笑う
嘘のうまいやつが笑う
詩なんて
そんなもん
くそったれなPR
誰も糞の意味など知ろうとしない
痛いのに痛いといえないヤツだって
僕は知っている
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今!
今なんだよ!
過去系ばっかの超個人的な感傷なんか
糞食らえ
欲しいものは繋がりと
寄せ集めの連帯感
たぶん起ったことは真実なんだろう
そんなことはどうでもいいんだ
目の前にあることが
嘘だろうとほんとだろうと
与えらる真実なんか
糞食らえ
僕は僕の生きたいように生きるから
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鈍く輝く太陽は
真っ赤に汚れていて
強引に騙した桃色の妖精は
釣り籠の中で
嬉しそうに飛び回る
三秒前の記憶喪失と
口からでかかった内蔵をごちゃまぜにして
思いに反した言葉を産み出し
その場しのぎの嘘を吐く
遠退くリアルに一蔑もくれず
ただ追い掛ける
うまくやれないくやしさが
捌け口となる器を探す
一杯になれば
また捨てればいい
開け放した籠から
出ようとしない妖精も
いたにはいたが
そんなことはどうでもいいんだ
自分本意の恋のはて
軽薄なサヨナラも
重複するシナリオも
日曜の憂鬱に押し潰されて
また繰り返す
ラインを越えて
その先の暗闇へ
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絵を描く君の横顔を
君の人指し指と親指を
笑うと線になるその瞳を
僕は誰よりも
そう
たぶん世界中の誰よりも
愛しています
最近は言葉で絵を描けるようになった君に
嫉妬したりもします
振り向き様に舌を出した君を抱き寄せて
濃度の低い愛の言葉を
百個も並べれば
こんなブランクなどすぐに消えるでしょう
待っててね
すぐに帰るから
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大江山にふみ入れて
酒呑童子と戯れば
酒地肉林の響きより
足つく眼下の家恋しくて
我も人なりと
思い宣う
それこそが罪なのだ
ならば罪人であり続けよう
この身が滅びるまで
人で在り続けよう