詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
希望に満ちた言葉や
活力の溢れる言葉が
最近妙に勘にさわる
だからといって
今更注射器なんかみたくもない
堅実に
無頓着なふりをしてきたのに
せいいっぱい
馬鹿なふりをしてきたのに
鈍感な世界は
死ねとしか言わない
ヤクチュウの歌が身に染みるのは
救われる気がするから
見えないものをみようとする君達が
みたいと思う嘘をついてあげる
知ったつもりで臭い息を吐きかけられたって
君達の真実は
僕のテノヒラの上
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反り返った刃は
限りなく悲しく
振り返った陰は
裂かれることを恐れるように寄り添って
時間が過ぎるのをじっと待っている
疲れるのはまだ早い
前を向く気力を削りとろう
痩せていくからだには
まだ見ぬふりをしておこう
詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
当てつけみたいな晴れ空の
くそ憎たらしい陽の下で
声を殺して泣きました
離れることが悔しくて
声を殺して泣きました
明日が来るのが恐すぎて
声を殺して泣きました
当てつけみたいな空の下
僕は独りで帰ります
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気付かないでいてね
嘘でもいい
真実なんか興味がない
度を越した欲望が
例え我が身を滅ぼそうとも
例え世界を歪ませようとも
満たされるためならば
他人が壊れても構わない
それが私の本質であると言うこと
それがあなたの知らない私です
あなたがよく知っている私の本質なのです