彼は音の無い世界にいる「聞こえないっていいですよね」汚い俺は彼の横顔に言った彼の目は俺のそんな部分を見透かしたようににやっと笑った恥ずかしくて顔を背けた消えない俺が放った言葉知ることのない無音の世界にはこの心はどう響いているのだろう彼は音の無い世界にいるだから彼は俺を見て今日もにやっと笑った
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