詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
どんなに欲しても
手に入れる事が出来ないものもある
例え必要なくても
その個にしか得られない結果もある
それが資質
大きな流れの中で
資質を伴った役割を全個が持ち
それを拒否することは個にはできない
誰かの意思なのか
個の本能なのか
秩序の番人は
常に個を監視し
無法なる欲望は
絶妙に誘惑する
どちらも正しく
どちらも傲慢で
どちらも
必要
原理は理性を
理性は原理を
欲しながらも排除しようとする
その攻防は明日も続く
でもそれは
詰るところそれが生きるということ
個の内で繰り広げられる紛争
大きな痛み
だから我々は
言葉を手に入れた
この痛みを時に分かち合い
時に拡大し
時に希望へと変える為に
全個は一個
一個は全個
そして我々は明日へと歩んでいく