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しゅんすけの部屋


[326] sonnet 虚
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

普遍という観念が何故あるのか?

普通が好物の僕たちは

血液型の中に性格を方向付ける要素まで見いだして

統計学に未来まで託して

退化したその足は、腐り落ちたその足は

一体誰が拾うのだろう?


口に出した瞬間に意味を失う言葉が確かにあるとして

それでも僕らは

わかったつもりでぶつかり合って

傷を舐め合って

記号化された感情を、弱さを誇ってしまった心を

どう飼い慣らして行けばいいのだろう?


空白に存在を感じるといったあなたには

僕は一体、何に見えますか?

2009/01/11 (Sun)

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