詩人:しゅんすけ | [投票][得票][編集] |
初恋を押し込んだはずのアルバムは
その味も匂いもそのままだった
あの時
ただ手を繋ぐだけで
世界を変えて見せた君を
まだ覚えてる
最近はたまに町で見かければあいさつするくらいだけど
君らしい笑顔が
痛いやら懐かしいやら
「どこまでいくの?のってく?」
「いやいい、すぐそこだ」
もう
二人とも大人だから
一瞬消える笑顔が刺さる
お互いいろいろあるんだろうけどさ
この次誘われたら
ゆっくり話をしてみようか
俺の一番大事な人の話とか
台風が過ぎ去って
暑さを忘れたように秋色に染まる空
まだ冬までには時間がありそうだ