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[170956] 初恋

詩人:しゅんすけ

初恋を押し込んだはずのアルバムは
その味も匂いもそのままだった

あの時
ただ手を繋ぐだけで

世界を変えて見せた君を
まだ覚えてる

最近はたまに町で見かければあいさつするくらいだけど

君らしい笑顔が
痛いやら懐かしいやら

「どこまでいくの?のってく?」
「いやいい、すぐそこだ」

もう
二人とも大人だから

一瞬消える笑顔が刺さる

お互いいろいろあるんだろうけどさ

この次誘われたら
ゆっくり話をしてみようか

俺の一番大事な人の話とか

台風が過ぎ去って
暑さを忘れたように秋色に染まる空

まだ冬までには時間がありそうだ

2011/09/07 (Wed)
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