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しゅんすけの部屋


[434] mocoa
詩人:しゅんすけ [投票][得票][編集]

ただ願うだけで生かされることができるのに

あなたはどうして

そんなに飢えているの?


運命の女神は意地悪な微笑みを僕に向ける

望まなければ手に入らない明日を目前にぶら下げて

剣先を僕に突きつける


手を伸ばさなければ手の入れられないもの

手を伸ばすと失うもの


彼女はもう一度言う

願うだけで生かされることができるのに

あなたはどうして

こんなに渇いているの?


突きつけた剣をカタカタと震わせて

怯えた唇で無理に微笑む


彼女は知っているのだ

僕が手を伸ばすことを

彼女は知っているのだ

僕が何度もそうしてきた事を


僕は手を伸ばし

明日をつかむ

血まみれの唇で叫ぶ

運命なんてくそくらえ

何度でもいってやる

運命なんて

くそくらえ

2012/07/12 (Thu)

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