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しゅんすけの部屋


[488] 序章
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

「あの空が偽物だからって、すべてをあきらめてしまうのかい?」
 
 君はそういって笑った。

 鈍く輝く明けの空に沈んでいく星が輪郭を失う頃

 強迫観念にやっと打ち克った本能が見せた

 過去の記憶

 
 いつからだろう

 友達なんていう形骸に

 思考停止していることさえ忘れてしまったのは

 空っぽで軽薄な哲学を

 恥ずかしいと思うようになったのは


 原因と結果の永久機関の中に

 久しく訪れた感情の起伏


 よくある話といってしまえばそれまでだけど


 少し 

 整理してみたいから  

 聞いてくれないか

 いや、 

 勝手に話すから黙って聞いててくれ







2017/08/30 (Wed)

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