ソラマメの部屋
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[31] し
僕の書く「死ね」の文字でいったい何人が傷つき
どれ程の人に「不快」をあたえるのだろう
書くのなら相応の責任を
2007/10/06 (Sat)
[30] 種をまくひと
世界が白く染めぬかれ
黒が姿をけしたころ
あなたはそっとあらわれて
緑の種を撒き散らし
世界の白を少しづつ
緑で削って行くでしょう
2007/10/03 (Wed)
[29] かこ
君があの日歌った歌は今でも僕に響いてる
僕が綴ったあの日の想いはどれ程君をふるわせますか
2007/10/02 (Tue)
[28] 雨
ゆらりゆらりお船がひとつ
ゆらりゆらり流されひとり
ゆらりゆらりたどった先は
ふわりふわり虹模様
2007/09/25 (Tue)
[27] たそがれ
闇に潜んだ君の顔
そこに映るは月の色
そっとそっと息づいて
貴方の声を待ちました
2007/09/22 (Sat)
[26] オボロ月夜
はらりはらり舞い堕ちて
じわりじわり色づいて
世界が冬に向かう間の
ほんの一時秋の夜は
深く深く静まって
月をぼかしておりました
2007/09/19 (Wed)
[25] 秋に
しとりしとり雨音が
じわりじわり近づいて
蝉の声を包みこみ
世界を変えていきました
2007/09/01 (Sat)
[24] なつ
空が蒼く暮れるころ
世界はとてもモノクロで
数学的に美しく
私はそこをクルクルと
あても無いのにさ迷って
次の日暮れを待ちました
2007/08/15 (Wed)
[23] 5月
窓から差し込む夕暮れは
ユラリユラリ部屋を照らし
トロリトロリ茜によどむ
腐った僕の思考ごと
全てを包んでいきました。
2007/04/30 (Mon)
[22] まめ
月夜の晩におまめがひとつ
ゆらりゆらり綱渡り
儚い月が照らした先は
何もわからぬ闇模様
2007/03/29 (Thu)
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