ソラマメの部屋
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[21] とき
時計の針をへし折って
世界が全部止まったら
凍った貴方の目の前で
私はずっと微笑んで
世界が治ったその時に
貴方が私を見るように
そっとそっと微笑んで
2007/03/25 (Sun)
[20] はるに
曇りガラスの向こうに浮かぶ
君の涙は儚くて
声をあげども聞こえずに
腕をのばせどとどかずに
2007/02/26 (Mon)
[19] 君へ
僕のことばを
僕のきもちを
理解してくれて
本当に本当に
ありがとう
2007/02/13 (Tue)
[18] はる
空より光がはらりはらり
その下で君独りぽつり
一面の空白ぐるりぐるり
囲まれて君はらりはらり
流れる雫きらりきらり
こぼれ落ち地面ぽたりぽたり
しみわたる涙じわりじわり
その地より命にょきりにょきり
囲まれて緑もさりもさり
2007/01/14 (Sun)
[17] 紅白企画
過ぎ去る今
一刻一刻もう二度と帰れない時
大切に大切に
肩張っていけるなら
それだけでいい
そんなねがい
2007/01/01 (Mon)
[16] 未明
果てしなく長い道を
細い影が
少し揺れて
月の下で
夜明けを待って
たった一人
ポツンと独り
2006/12/06 (Wed)
[15] しこうのパエリア
暮れていく今日に
さよならを告げ
登って来た今日に
おはようを1つ
そしてまた
今日を繰り返す
永遠にこない明日
二度とこない昨日
そのはざまで私は
ゆらゆら漂う
そんな空想
2006/11/29 (Wed)
[14] ソラマメだった
世界が白くそまる夜
私は独り歌ってる
希望の歌を綴ってる
闇夜をヒラヒラ滑ってる
私の心は君模様
風に乗って飛んで行け
儚くきえて散って行け
2006/11/23 (Thu)
[13] 朝焼けの中心で
東から光が
少しづつ
西へは漆黒が
徐々に徐々に
空が巡り
日々は回り
君は老いて
今を置いて
もうすぐ光が
純白の光が
2006/11/03 (Fri)
[12] そだち
ほてほて
歩いてく
てくてく
登ってく
とぼとぼ
帰ってく
少しづつ進んでく
ちょっとづつ変わってく
大人へと向かってる
2006/10/15 (Sun)
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