詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
‥昔々‥
古き剣を収めた
鞘がありました
ある日
新たな剣の情熱を
感じた鞘は
その日から
その熱き剣を
我が身に収めることを
望みました
『その剣を
愛しく包みたい』
新たな剣は
この鞘を求め
ひとつになりたいと
願いましたが
古き剣の存在を知り
諦めてしまいました
そして
新たな鞘を求め
何処へと
消えて行きました
古き剣と鞘‥
隙間を感じる鞘と
存在理由を
与え続ける剣
鞘は幸せでしょうか
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君の
一番にしてくれなくてもいい
心の片隅に
私を置いて
時々‥
思い出してくれれば
それでいい
君ならきっと
私を忘れないでいてくれる
例えそうじゃないとしても
嘘だとしても
信じさせて
それだけが
私の救いだから
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自分自身を
好きだという気持ち
そんな気持ちも
君は私にくれた
私に向けられた
愛情と
君への愛情で
自信に満たされた
そして今‥
君が
愛してくれない
自分が嫌い
君がいなきゃ
何もできない自分が
嫌い
大嫌いよ‥
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ただ好きで
好きで‥
それだけだったのに
ひとりになる寂しさ
恐れた瞬間から
好き、が怖くなる
私はいつから
好きな気持ちだけでは
いられなくなった?
寂しさが
隣合わせてることを知っても
それでもまだ
君が好き‥
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伏せたまつげ
くしゃくしゃな髪
かすかに漏れる
その寝息
すべて
私のものにしたい
ふと目が覚めて
見つめる
君の寝顔に
そんな支配欲が
静かに湧いてくる
君の頭を
そっと
この胸に抱き寄せて
目を閉じよう
君に包まれ
君を包んで
眠りに就きたい
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逢いたい‥
逢いたい‥
逢いたい‥
君に
触れて欲しい心が
ここにある
抱きしめて欲しい体が
ここにある
君を
見つめていたい目
君の声を聞きたい耳
君の香りを
吸い込みたい鼻
君と話したい
やさしく口づけたい口
すべてが
君を求めている
逢いたい‥
逢いたい‥
逢いたい‥
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君は
私の想いなど
関係のないところで
日々を
過ごしているのでしょう
君は
何も知らないままで
幸せでいて
想いは
伝わらなくても
願いは
届きますように
例え
その幸せを
この目で見ることが
出来なくても
君の笑顔を
思い描きながら
いつまでも
幸せを願うよ