詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
君の
一番にしてくれなくてもいい
心の片隅に
私を置いて
時々‥
思い出してくれれば
それでいい
君ならきっと
私を忘れないでいてくれる
例えそうじゃないとしても
嘘だとしても
信じさせて
それだけが
私の救いだから
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‥昔々‥
古き剣を収めた
鞘がありました
ある日
新たな剣の情熱を
感じた鞘は
その日から
その熱き剣を
我が身に収めることを
望みました
『その剣を
愛しく包みたい』
新たな剣は
この鞘を求め
ひとつになりたいと
願いましたが
古き剣の存在を知り
諦めてしまいました
そして
新たな鞘を求め
何処へと
消えて行きました
古き剣と鞘‥
隙間を感じる鞘と
存在理由を
与え続ける剣
鞘は幸せでしょうか
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私の空が
薄闇と茜色
混じり合う頃
君は
星空の下‥
空に同化する
水平線と
街の
暗きシルエット
これが今
私が見ている空
君の所から
巡ってきた空
この空がまた
明日の君に
繋がりますように‥
君の幸せを願う
私の心も
届きますように‥
君にはもう
西空を思う気持ちも
ありませんか?
暮れ空と
沈む陽と共に
君の心も
巡り来て欲しいのです
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何度も
私を温めてくれた
君の言葉
温度を失くしてゆく
何気ない会話ひとつも
宝物だったのに
嘘に変わって
気持ちが
通わなくなって
凍り付いた
そう
君の言葉は
全て死んだの
冷たく
美しく輝く
君の言葉を
抱き締めて
粉々に
してしまいたい
冷たくしたのは
この私ですか?
君ですか?
それとも
誰も悪くはない、と
云うのですか?
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全身で
熱い君を感じよう
脳内に響き合う
愛しき漏れ声
香る
快楽の水音
耳元で感じ合おう
私を舐めて
私を味わって
視て
私を辱めて
私も君を
同じように
愛すわ
私の中で
猛って果てて
それは
至福の時
体で語る愛
されど
心で語る愛
一番の性感帯は
心なのよ?
お互いの
強さも
弱さも
解放し合って
深く
愛し合いましょうか