ホーム > 詩人の部屋 > 鰐句 蘭丸の部屋 > 投稿順表示

鰐句 蘭丸の部屋  〜 投稿順表示 〜


[239] 君は寝ているだろうか
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

僕は起きてるよ

君の心の置き場が

どこなのか

ずっと

ずっと

ずっと

気になって

尋ねはしないよ

だって

君が気にしてしまうから

また

君がどっかいっちゃいそうだし

俺は不確定のまま

夜の闇を

彷徨く







眠りたい








できることなら

今すぐ





眠りたいんだ





2009/01/06 (Tue)

[240] 止まらない虚しさ
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

愛した人に

サヨナラは言えても







どうして

思い出とはサヨナラ

できないんだろう



2009/01/09 (Fri)

[241] 
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

泣きたい時には

出ねーくせに





なんで 意識のない真夜中に

まぶたが開かねーんだよ



君の声が

聞きたいよ



2009/01/10 (Sat)

[242] 優しさ
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

君が欲しがっていた優しさを

僕は与えてあげなかったのに

何故

君は僕に優しくなれるのだろう

僕の横暴なまでの愛に疲れて逃げ出した君が

何故

僕を哀れんでますか

いや そんなんじゃないよね

僕は

君の優しさに酷く



撃ちのめされてる

優しさが

こんなに

痛いなんて


痛いなんて


2009/01/12 (Mon)

[243] 
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

チラつく雪は

地面に墜ちて

存在を消す

ほんの数秒の陰と余韻を人々に遺して

見た目に美しい雪は

その最後は儚く

おそらく記憶にすら残りはしない

それは

ほんの少しの間だけ感じられた

誰かの優しさに似ている

ほんの少しの間だけ感じられた

誰かの優しさに似ている


2009/01/12 (Mon)

[244] 鼓動
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

胸の内を警鐘が鳴り続けるのに

君は気づいてくれない

こんなに高く

激しく鳴るのに


そのうち

警鐘は壊れてしまうんだ





こんなに心が泣いているのに





2009/01/13 (Tue)

[245] 迷路
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

目隠しされたみたい

指に触れているのは

一本の儚い意図(糸)

見えない目で辿るより

指先の感覚だけに頼って

解く

心 解く

まるで

鏡張りの迷路を進むように

たどり着けない先に

きっと

君が待っている


そんな

そんな気がして




2009/01/13 (Tue)

[246] 残り香
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

花は枯れてもなお

香り残して


君は

僕との休日に

優しさと

ほんの少しの君の

洗濯物を

残していった


2009/01/14 (Wed)

[247] さよならが言えなくて
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

君との休日の終わりに

別れ際

君の唇から

「さよなら」を聞く前に

「次いつ会える?」

って聞くつもりだったのに

僕は

君の唇が「さよなら」と動いてるのを見ながら

君が繋いでくれた指を握り締めながら

「バイバイ」

言いたかったのは

こんな言葉じゃ

なかったのに



2009/01/14 (Wed)

[248] winter morning
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

ひときわ冷え込んだ朝

窓の外は夜中に降った雪がうっすらと景色を真冬色に変えて

いつもより深い眠りに就けた

気持ちのいい朝をむかえられた


君のおかげかな

ふと

窓の外の雪を見ながら

君を想った





2009/01/14 (Wed)
433件中 (231-240) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 44
- 詩人の部屋 -