ホーム > 詩人の部屋 > 鰐句 蘭丸の部屋 > 投稿順表示

鰐句 蘭丸の部屋  〜 投稿順表示 〜


[289] 夜明け
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

灰色の空模様

太陽の光は射さない

俺の胸の中さえ

灰色の心模様





誰の光も射さない

2009/05/04 (Mon)

[290] フェアリーテール
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

どうもお伽噺の世界にはうとくて

昔話の尻尾さえ捕まえられないんだから

俺に尻尾があったなら?
もちろん
バネみたくクルクルクルって蜷局まかせて
地面に押しつけてしりもちついて
ビヨヨヨヨ〜ン って
空飛びたいですわ

はたまた
尻尾 螺旋の如くグルグルグル回転させまくって ンギュギュギュ〜ンって
海ん中泳ぎたいですわ





あ…まず

妖精さんの尻尾捕まえなきゃね

妖精さんって尻尾あった?
フェアリー(妖精)テール(尻尾)ってくらいだから…


…違うだろ…

落語か…

2009/05/07 (Thu)

[291] 西 東
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

昨日の夕暮れ

月は西





今は朝方 月は東





眠った時間に 何想った





起きてる時間 今





月はカーテンの隙間から

こちらを見ている





俺は月を見ている





おそらくは

眠っているだろう

君は今

誰を見ている

誰を見ている

2009/05/10 (Sun)

[292] サヨナラ
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

なんて

心にもない

一言 なんだろう





言いたくもない人に言って





言わなくてもいい人に言って





言わなければならない人に

言えない





なんて

なんて

心にもない

そんな一言






2009/06/30 (Tue)

[293] 涙枕
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

ほんの少し前まで

僕の枕のとなりに

君の枕があった

僕のとなりに君は居た





君が居なくなった後も

枕はとなりにおいておいた

それは

いつも

そうだったから





君が僕を必要としない未来を選んだんだと気づいたとき

君の枕は邪魔になった





人って勝手でしょ





要らなくなったら





要らないんだよ





僕の枕は…まだ涙の匂いがする





明日洗おう





過去も

記憶も洗い流して





サヨナラ言おう





2009/07/01 (Wed)

[294] 遠く市内放送が聞こえる丘の上
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]


遠く 市内放送の聞こえる丘の上

夕焼けこやけのメロディー

今の季節 まだ明るすぎるね

そういえば今日 七夕

気になるのはいつも君のこと

8年前の今日の日に
夜中だったね

君からの初めてのメールが1件入ってた…

この8年の間に

君の存在は必ずあって

それが故

傷つけ 何度も音信不通を繰り返して

今日の今日まで
そうだった

俺 今日のメール

けっこう勇気出したんだ

また無視されちゃうかなって

メールしてから朝まで眠れなくて

起きてた

空が明るくなってしばらくして

君からのメール着信メロディー

なんかね

ホッとした

君はいつも通りの文面

数回返信しながら

結局俺は
言いたかったことのカケラも言えなかった

でも

いいんだ

きっと

次があるから

あては無いけど そう思える



まだ

遠く市内放送の聞こえる丘の上で

2009/07/07 (Tue)

[295] 人生の岐路で
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

逃げる人は

いつまでも

どこまでも

生涯の限り

果てしなく逃げる






そう

例えば

あなたのように

2009/08/04 (Tue)

[296] 夏の水玉
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]



    水 朝夏
    玉君露草
     のがの
     名光上
     前る
     は 



2009/08/12 (Wed)

[297] 終わりにする気はないからねっ
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]


って

また 言うねぇ君

どんだけ俺に惚れてんのっ

なぁんてね

出会ってまだ 間もないのに

言うねぇ君





俺がダメダメに凹んでても

しれーっと メール

かえって

心強いよ

ありがとね





おかえしは

たっぷり

二人きりになったら…





チュ

2009/08/30 (Sun)

[298] 強く生きること
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

なにも それは チカラ のことじゃなく

例えるなら



大地に根っこを張って

渇いた砂漠

灼けたアスファルト

底の無い沼

生きのびよう

そんな生命力が根をはらせる

どこでだって生きていける

たとえ 今 どんなにツラくても

見えない不幸に踏み潰されても

もう一度

もう一度 って

起きあがろう

太陽に向けて葉をのばし

いつか

誰かを笑顔にする

花を咲かそう

そのとき 僕も

笑顔でいられますように

2009/09/01 (Tue)
433件中 (281-290) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 44
- 詩人の部屋 -