詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
君は変わってしまったね
俺も変わった 変えた
君がそんなふうになったのは
俺に関わるモノがそうさせてしまったんだろう
俺は変わった君を受け入れる為に変わった 変えた
これから二人はまだ変わりゆくのかな
別れてゆくのかな
まだ
一緒にいられるかな
カラダはここにあるのに
心は離れてゆく
まだ 変われる
もう 変わらない
わからない
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目の痒さに比例して暖かさが増し
鼻水の数だけ梅の蕾が開く
近くの火山が煙を上げて
灰色の雨が農作物を出荷停止にし
食卓から緑を奪う
軽トラの荷台に機械の代わりに横たわり
真っ青な空にのびる草花の息吹を感じ
また
目の痒さを堪えて鼻水を啜る
ああ 春 なんだな
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俺の知るこの世界の狭いこと小さいこと
俺の知る人々のなんと生々しくも痛々しいこと
耐えられないニュースにも慣れてきた
あちこちにころがる孤独に躓いては転び擦りむいて
誰も見向きもしない
とばっちりを避けんと見て見ぬふり
俺の知るこの世界の美しくも醜いこと
否定と肯定のマイノリティ
孤独が幸せだと雑踏のなか殺されていく
意識のあるまま死んでいく
幼子の行方なき泣き声
もう
生きていても楽しくない
そう思わせる世界に
誰がそうしたのだろう
俺の知る世界って
こんなだったかなぁ
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おまえにさよなら言う為に
いや
言うまでもない
おまえ最悪だったからな
おまえがさよなら言うな
俺が言うんだよ
いいか
おまえは浮気だ
知ってたよ
知ってたけど
それ以上だったよ
なんて奴だ
更におまえは片付けない
散らかしっぱなし
女性のソレだソレすら外した場所に
置きっ放し
言わなきゃいつまでもだ
自分の食いたいものしか作らない
文句言えばキレる
あー
あーだ
おまえやっぱり最悪女
なんで
なんで
俺
おまえと籍入れたんだろう
別れたい理由は溢れてる
でも
なんだ
うん
おまえの笑った顔
消せない
クソ
おまえのクソ笑顔
クソ消せねえ
そうだ
おまえのクソ悪いところもっと思い出さなきゃ
待ってろ
今すぐ思い出すから
待ってろ
クソ
待ってくれ
思い出すから
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♪ひとつ越えたらほんだららっかホイ
ほんだらら ほんだらら
ほんだららっかホーイホイ
難関はかりだほんだらら
難問ばかりだほんだらら
苦悩ばかりだほんだららっか
苦悶ばかりだホーイホイ
山を登ればほんだらら
谷を下ればほんだらら
風に吹かれてほんだららっか
雨にうたれてホーイホイ
意味は知らんがほんだらら
興味も無いがほんだらら
生きて行かねばほんだららっか
先は見えねどホーイホイ
人生人生ほんだらら
苦しみ悲しみほんだらら
喜び少しほんだららっか
幸せ少しホーイホイ
生きてけ生きてけほんだらら
死ぬまでも少しほんだらら
ほんだららっかほんだららっか
ホーイホイ
ホーイホイ
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患者:先生…もう三度目なんです…
治す方法は無いんでしょうか?
医者:うむ…三度目じゃな…もう 打つ手もないのう…
患者:先生!…俺 ダメなんですか?
医者:…すまん…
患者:先生 今日、なんの日だか知ってますか?
…記念日なんですよ 一回目の離婚記念日…
二度目は9月なんです
これ以上記念日増やしたくないんです!
で、今日なら一回目とダブるんで増えないでしょう…
離婚歴はごまかせませんが…
医者:君…君は治らんよ
そして二度とうちに来るな!
患者:せ せんすぅぇ〜い〜〜〜……
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女:「てへぺろ〜
あ〜アタシの王子様はいつ迎えに来てくれるんだろ〜っ」
王子様:「てへてへぺろぺろ〜
おっまたせ〜迎っえに来ったよ〜」
通行人A:「汝らを何時何分何十秒をもって夫婦と認める」
通行人B:「どんだけ〜」
首相:「イってよし」
行司:「待ったナシ」
俺:「吐き気よーい……」
客:「うどん」
店主:「まいど」
神様:「どんまい」
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俺なんかは真似事だ
生まれたての君こそバーチュオーゾ
拙い言葉で
幼い手足で
歩みはじめたその人生こそ新しい美しいメロディー
俺の人生なんて真似事
かの大楽聖も君の奏でる輝きには敵わない
新しい世紀が
新しいバーチュオーゾの誕生を祝福されますように
どうか御加護を