詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
今日 バカ息子の学校の文化祭を観覧
バカ息子が通うカウンセリングの先生がわざわざバカ息子を見にきてくれていた
他にも先生自身の理由があって学校に来たようだった
バカ息子がカウンセリングを受け始めてまだ3、4ヶ月くらいなのに なんとも親身になってくださる先生だ
バカ息子とは言うが 学力は普通より良く真面目で大人しくとてつもなく優しい
隣に座って先生はやはり聞き上手なのか しゃべり下手な俺から 俺の子供のころから今までのこと 家庭環境 交際関係まで スルスルと聞き出した
そんな先生の手のひらで転がされ まだバカ息子が生まれる前に 俺自身が熱望していたあることを思い出した
悩む事が多く 友達も少なく 闇に紛れることの多かった二十歳代のころ 精神病院に行くべきだろうか ずっと悩んだ時期があった
そうだ
息子より先に 俺がカウンセリングを受けるべきだったんだ